タンガロイ 新製品を続々リリース! ~「MiniForceTurn」シリーズ、高硬度加工用「T-CBN」シリーズを拡充! 「TungMeister」加工用ヘッドに新材種~

 タンガロイが、このほど新製品を続々と市場投入している。独創的な両面ポジタイプのインサートを採用した旋削加工用工具「MiniForceTurn(ミニ・フォース・ターン)」シリーズに待望のM級インサートを拡充、高硬度鋼の旋削加工に最適な「T-CBN」シリーズにはY形、F形インサートを標準設定、ヘッド交換式エンドミル「TungMeister」加工用ヘッドに新材種を設定した。

「MiniForceTurn」シリーズにM級インサートを拡充 ~画期的な両面ポジ仕様インサートシリーズにM級のC形、D形を追加~

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 同シリーズは、画期的な両面ポジ仕様インサートを採用した旋削加工用工具シリーズ。両面仕様インサートでありながら、従来の片面ポジインサート並みの低抵抗を実現しており、多くのユーザーから高い評価を得ている。これまでインサートは外周研削仕様のG級のみだったが、今回待望のM級をC形とD形インサートに設定し、さらに使いやすく、より汎用的な加工に適用できるようになった。

 チップブレーカには、中切削から仕上げ加工まで守備範囲の広さと性能で定評のある「TS形」を設定。鋼から難削材まで、幅広い被削材の加工で抜群の切りくず処理性を発揮する。また、鋼の高速加工に最適な次世代CVD材種「T9200シリーズ」を「MiniForceTurn」シリーズに初めて採用した。さらに難削材加工用として高い性能を誇る「AH8000シリーズ」も設定しており、汎用材種「AH725」と合わせて幅広い被削材で高い信頼性と抜群の長寿命を実現する。

〈特長〉

(1)鋭い切れ味の両面ポジ仕様インサート
 両面仕様でありながら、従来の片面ポジタイプインサートと同等の低抵抗化を実現している。幅広いチップブレーカ群と材種設定で、顧客の生産性向上と大幅なコスト改善に寄与する。

(2)独創的なポケット形状で安定加工を実現
 ホルダには「ダブテイル構造」を採用。高い刃先位置精度と抜群のクランプ剛性を実現している。

■主な形番と標準価格
 ・DXMU070304L-TS AH8015:1,287円
 ・CXMU060304L-TS T9215:1,199円
 ・A16Q-SCLXR06-D180:16,280円
 ・E16R-SCLXR06-D180:70,730円
 (いずれも税込み価格)
 *計:インサート48アイテム / 内径加工用ホルダ16アイテム

高硬度鋼加工用『T-CBN』シリーズにY形、F形インサートを標準設定 ~高硬度鋼の加工領域が広がる~

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 これまでヌスミ加工やV溝加工を行う際は、既存のV形、D形インサートが主流だったが、加工内容によってはインサートが被削材に干渉する、あるいは引き加工においてCBNの刃長が足りず異常損傷が発生し、インサート寿命が短くなってしまうといった課題を受け、今回新たにY形、F形インサートを標準設定した。

 追加したY形インサート2QP-YNGAタイプは、従来のV形インサートの刃先を両側から5度ずつ削り落とした形状で、刃先角25°の両面仕様2コーナインサート。刃先角を25°としたことで、ワークとの干渉がしにくくなり、高硬度鋼部品の細かいヌスミ加工や、V形インサートでは加工できない細いV溝加工等で威力を発揮する。なお、ホルダに設置する側の刃先角は35°としているので、従来のVN**形インサートを搭載するホルダをそのまま使用できる。 

 一方のF形インサート2QP-FNGAタイプは、D形インサートの刃先角を10°狭めた45°としたことで、立壁の引き上げ加工等でワークとのクリアランスが大きくなり、切りくずの噛み込みや境界近傍に発生する異常損傷等を大幅に低減できる。なお、ホルダに設置する側はD形と同じ55°なので、従来のDN**形インサートを搭載する工具をそのまま使用できる。

 同社では、既存のV形、D形インサートに加え、同じホルダを共有できるY形、F形インサートを設定したことで、工具本数を増やすことなく加工適用範囲が格段に広がり、高硬度鋼加工での加工コスト削減に大いに貢献するとしている。

■主な形番と標準価格
 ・2QP-FNGA150408 BXA20:6,490円
 ・2QP-FNGG150408-HP BXA20:(ブレーカ付き)7,370円
 ・2QP-YNGA160404 BXA20:6,490円
 (いずれも税込み価格) 
 計39アイテム

ヘッド交換式エンドミル「TungMeister」加工用ヘッドに新材種を設定!

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 溝加工、Tスロット加工では切りくずが噛込みやすく、そのため切れ刃のチッピングや欠損が発生する課題を受け、同社ではヘッド交換式エンドミル「TungMeister(タング・マイスター)」の溝加工用ヘッドVST形とTスロット加工用VTB形に、耐欠損性および耐摩耗性を大幅に向上させた新材種AH735を新たに追加した。

 AH735材種は、靭性の高い専用母材に最新の積層PVD膜を組合わせた高性能材種で、幅広い被削材の溝加工、Tスロット加工で驚異的な信頼性、寿命性能を発揮する。また、既に好評を博している耐摩耗性を重視したAH715材種をスクエアタイプヘッド、面取り加工用ヘッド等、8アイテムに拡充した。

〈特長〉

(1)工具交換わずか1分。段取り時間の大幅短縮
 ソリッドエンドミルと比べ、工具交換時間はおよそ1/10で、機械のダウンタイムを劇的に短縮する。また交換は刃先のみの手間いらず、高さ調整の必要もないので、機上での工具交換も可能。

(2)13,000通り以上の組み合わせで、最適な工具をあなたに
 豊富な刃型形状と幅広いシャンク仕様で、ユーザーの加工にぴったりな工具を選択できる。今回の新材種と設定アイテムの追加で、さらに組み合わせの幅が広がった。

■主な形番と標準価格
 ・VCP100L09.0A45-02S06 AH715:5,412円
 ・VCW118L05.0A45-02S06 AH715:9,097円
 ・VEE060L05.0R00-04S05 AH715:5,632円
 ・VST177W3.00R020-3S06 AH735:5,412円
 ・VTB250W6.00R04-06S10 AH735:12,210円
  (いずれも税込み価格 全アイテム:12点)
 

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