ヤマザキマザック 3次元ファイバーレーザ加工機 「FG-220」を発売

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3次元ファイバーレーザ加工機「FG-220」外観

 ヤマザキマザックは、このほどファイバーレーザ発振器を採用した3次元レーザ加工機「FG-220」の販売を開始した。

 FGシリーズは、建設資材や産業機器などに使われる長尺鋼材の高精度・高効率加工を実現する3次元レーザ加工機。3次元ヘッド搭載により、鋼管(パイプ材)以外にH形鋼・C形鋼などの加工も可能であり、長尺鋼材の加工分野における生産性向上に貢献している。
 
 昨今、製造業ではCO2排出量削減に向けた取り組みが本格化しており、電力消費量が少なく地球環境に優しい工場設備が求められていることから、同社は従来のCO2レーザ発振器に代わり、電力消費量の少ないファイバーレーザ発振器を搭載した「FG-220」を新たに開発するに至った。
 
 「FG-220」は、ファイバーレーザ発振器の特長である高いエネルギー変換効率により消費電力を大幅に削減している。さらには材料へのレーザ光の吸収率向上により、高速加工を実現するとともにアルミ・真鍮・銅など高反射材の容易な切断を可能としている。 

FGシリーズの特長は鋼材加工の生産リードタイムを大幅に短縮すること

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 従来の鋼材加工の工程では、人力によって素材を搬入し、専用機を用いて穴あけ加工・タップ加工が必要だった。そのため各工程間の移動や待ち時間などが発生し、生産リードタイムが長くなっていた。FGシリーズは、自動搬送機能の搭載により素材の自動搬入出が可能。さらには穴あけ加工・タップ加工を行えるので専用機は不要となるため、FGだけで全工程を完結させることができる。これにより段取り時間や待ち時間を削減し、生産リードタイムを大幅に短縮することができる。

3次元ファイバーレーザ加工機「FG-220」の優位性

(1)高速性
 従来機(CO2レーザ発振器搭載の3次元レーザ加工機)と比較して、高速加工が可能。切断速度の比較(社内比較)では、角パイプ(板厚2.3mm)の加工時間が従来機(CO2仕様)と比較して約20%短縮。

(2)省エネ性
 従来機(CO2仕様)と比較して、電力消費量を約50%削減(社内比較)している。CO2排出量を抑制するとともに、ランニングコストを大幅に抑えている。

(3)FG-220の応用例
〈ホゾ・ミゾ工法〉
「ホゾ・ミゾ工法」とは、主に木造建築で部材同士を接合する際に使用される日本古来の伝統技法。FG-220を用いてパイプにホゾ・ミゾを加工することで、部材同士の接合強度を増加させることができる。また、ホゾ・ミゾによりパイプ同士の位置決めが容易になるため、溶接時間の短縮を実現する。

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〈曲げ折り工法〉
 「曲げ折り工法」とは、ケガキや溶接を極力行わずにパイプ材を変形させる工法。FG-220を用いてパイプを加工することで曲げ折り工法が可能となり、ケガキや溶接時間を削減する。

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 これらの活用によりホゾ・ミゾ工法や曲げ折り工法を行うことで、農業用トラクタのシャーシなど複雑形状品の生産リードタイムを大幅に短縮することができる。

■仕様
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