2021年10月分工作機械受注総額は1,492.2億円 日工会
2021年12月05日
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2021年10月分の受注実績は以下の通り。
2021年10月分工作機械受注総額は、1,492.2億円(前月比+3.2% 前年同月比+81.5%)となった。受注総額は、2カ月連続の1,400億円超。年度上期末の9月から前月比増加。外需の欧米地域の増加が顕著で、その他の地域も概ね回復傾向が継続。
内需は502.9億円(前月比△12.6% 前年同月比+74.1%)で、年度上期の反動で前月比減少も2カ月連続の500億円超。補助金効果が継続したほか、自立的な回復の動きも進む。
外需は989.3億円(前月比+13.7% 前年同月比+85.5%)で、2018年6月(963.1億円)以来、40カ月(3年4カ月)ぶりの950億円超。欧米での増加に加え、その他アジアでの大型受注も寄与。
10月は内外需とも回復が継続する中、欧米での回復が強まる。一方、部材不足や部材価格・輸送費の高騰等の影響も引き続き注視。
10月分内需
502.9億円(前月比△12.6% 前年同月比+74.1%)。
・2カ月連続の500億円超。10月での500億円超は2018年(576.6億円)以来3ねんぶり。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比8カ月連続増加。
・期末効果の反動減により前月比減少も、本年2番目の受注額と回復傾向は継続。
(出所:日本工作機械工業会)
10月分外需
989.3億円(前月比+13.7% 前年同月比+85.5%)
・2,018年6月(963.1億円)以来、40カ月(3年4カ月)ぶりの950億円超。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比12カ月連続増加。
・主要3極ではすべて前月比増加。欧州、北米は回復が継続し好調な水準。
(出所:日本工作機械工業会)