「海外の先進技術を紹介する使命を果たす」日本工作機械輸入協会が賀詞交歓会を開く

220204輸入協会井元会長
あいさつをする井元会長

 去る1月12日、日本工作機械輸入協会(会長=井元英裕 YKT社長)が都内の第一ホテル東京で新年賀詞交歓会を開いた。

 この中で井本会長は、「昨年は春頃から内需に回復の兆しが見えてきた。輸入工作機械についても受注数字に一定の改善があったと思うが半導体不足による納期遅延、輸入コストの高騰、海外取引先との人的交流が皆無となりサポートが受けられない状況などが重なり、苦戦を強いられた年でもあった。」と振り返った。

 「2022年はコロナの感染症沈静の期待があったものの残念ながら年初からオミクロン株の爆発的な広がりが見られている。今年も海外とのリアルな交流はもちろん、国内の活動も大きく制限を受ける可能性があるが、海外との技術交流が使命である当協会では、実際の人の動きなくしても、それを補い、進めていかなければならない。この状況でいや応なく使われ始めたWebコミュニケーション、VRを使った情報伝達、ビジネスのデジタル化など、情報管理などに課題もあるが、積極的に活用することが必要になる。」と述べ、「今年は工作機械業界最大のイベントであるJIMTOFが4年ぶりに開催される。当会員の企業さまも積極的に参加を計画されている。ぜひコロナに負けずJIMTOFを成功させ、海外の先進技術を国内に紹介するという使命を果たしていきたい。」と意気込みを示した。

220204輸入協会経産省安田課長
経済産業省 安田産業機械課長

 続いて来賓を代表してあいさつをした経済産業省の安田 篤 産業機械課長は、「工作機械は、昨今の生産プロセスのデジタル化の進展、データ連携の進展、デジタルトランスフォーメーションの進展により、非常に複雑な工作機械が世に出ているように感じている。また、工作機械だけではなく、ロボット発送機械等々、多様な機械を組み合わせるといったソリューションも出ており、こうした新しいソリューションをユーザーの方々に提供するということも非常に重要なことだと感じている。そうした中、御業界はEMOやIMTSなど海外の最先端の技術動向、市場動向をキャッチし、新しいものを日本にもたらしていただいている重要な役割を担っており、こうした取り組みをぜひ今年も大きく進展をさせていただければ幸いである。」と声援を送った。

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