不二越 スカイビングギヤシェープセンタ「GMS100」を新発売

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 不二越がこのほどスカイビングギヤシェープセンタ「GMS100」を市場投入した。

 製造現場では顧客のニーズが多様化し、多種変量生産、自動化、効率化により工程集約や複合加工に対する期待の高まりや、昨今、カーボンニュートラルに向けてエネルギーロスの低減などが求められている。

 同社では、2016年に建設機械・産業機械分野に向けて、工程集約型歯車スカイビング加工機「GMS450」を開発。2018年には自動車・減速機分野向けに「GMS200」を発売、ものづくりの現場の効率化に貢献してきた。

 このほど需要の拡大が見込みを受け、部品の高精度化、小型化が求められている電気・電子、自動車、減速機、航空機、医療機器関連の小型部品をターゲットとして、よりコンパクトな複合加工機、スカイビングギヤシェープセンタ「GMS100」を市場投入した。

「GMS100」の特長

(1)歯車加工の全プロセスを1台に集約した複合加工機
 不二越独自の精密同期制御により、スカイビングに加え、ホブ、旋削、穴あけなど、歯車部品の全加工プロセスを1台に集約。ワンチャックでの加工を可能とし、ワークの掴み替え、搬送、段取り替え工程を削減する。熱処理後のハード加工にも対応し、加工精度と生産性を飛躍的に向上。

(2)高精度・高能率
 新開発の高トルクスピンドルと、工具ホルダには複合加工機に最適なCaptoを採用し、歯車精度はJIS N5級以上を確保。旋削・穴あけ工程では、送り軸の高速オシレーション制御により、高能率な加工を実現。

(3)設置スペースを半減
 旋盤、穴あけ加工機、歯切り加工機など複数の機械でラインを構成する場合と比較し、設置面積を54%削減。

(4)広い適用範囲
 高剛性の機体と多軸同時制御機能を用い、自由曲面の高精度加工にも適用可能(インペラ、タービンブレード、ねじロータ、人工関節など)。

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