天田財団 2021年度、後期国際交流・技能検定受検手数料助成先を決定
天田財団(理事長=末岡愼弘氏)は、公益事業として、金属等の塑性を利用した加工および高密度エネルギー(レーザ等)下での諸特性を利用した、1.加工に必要な技術に関する国際交流に対する助成、ならびに、2.加工に従事する者の技能と地位の向上を目的とした資格取得に対する助成を行っているが、このほど2021年度後期の助成先を決定した。
1.国際交流助成
助成先総数は4件、助成金総額は210万円となった。2021年度後期は、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大の影響により国際会議への参加および国際会議の開催の多くが延期または中止となり、申請数が激減した。
2021年度前期に採択した研究開発・国際交流助成を含めると、2021年度の助成先総数は 86件、助成金総額は2億3,441万円となった。1978年の設立以来、34年間で累計助成先件数は2,000件、累計助成金は34億4,065万円となった。
2.資格取得助成(技能検定受検手数料助成)
助成対象の資格として、職業能力開発促進法施行令で指定され都道府県職業能力開発協会が実施する国家検定「工場板金」の技能検定受検手数料に助成した。助成先人数は325名(103団体:324名、個人:1名)、助成金総額は510万円となった。2021年度も前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、後期技能検定の受検者が減少した。
2021年度前期助成先を含めると、2021年度の助成先総数は333名(104団体:332名、個人:1名)、助成金総額は525 万円となった。2019年後期以来、累計助成者数は1,123 名、累計助成金額は1,755万円となった。
3.技能検定受検手数料助成の対象職種の追加
令和4年度より技能検定受検手数料助成の対象職種に従来の「工場板金」に新たに「金属プレス加工」を加えより幅広く公益事業を展開する。