タンガロイ 名古屋工場で使用するすべての電力を再生可能エネルギー由来の電気に切り替え
2022年03月29日
タンガロイは、名古屋工場で使用するすべての電力を中部電力ミライズが提供する「Greenでんき」(中部電力ミライズが提供する非化石証書に基づく環境価値を用いてCO2フリー化した電力)に切り替え、2022年1月1日より名古屋工場の電力使用によるCO2排出量ゼロ達成に向けた取り組みを開始した。
同社は、太陽光発電システムの導入や、切削加工における生産性の向上、不良率縮小による電気使用量の低減などを通し、昨年は原単位比較で14%(対2013年)のCO2削減を達成している。中部電力ミライズから水力発電と太陽光発電に由来する環境価値を活用し、実質的に再生可能エネルギー100%となる「Greenでんき」を調達することで、さらに年間約1,425tのCO2を削減できる見込み。これは東京ドーム35個分のスギ人工林が1年間に吸収する二酸化炭素の量に相当する。同社担当者は、「2021年6月に工場長をトップとした再生可能エネルギー導入プロジェクトが立ち上がり、年間1,400tを超えるCO2排出量の低減に向けた取り組みが始まった。コスト面で大きな壁が立ちはだかる中、中部電力ミライズの全面的な協力のもと名古屋工場の電力使用によるCO2排出量ゼロ達成に至った。今後の取り組みについても同社のアドバイスやサポートを基に進めていく」とコメントしている。
同社では、2030年までには、CO2排出量を2013年比で46%低減し、カーボンニュートラル実現に貢献する方針。