「INTERMOLD2022/金型展2022」〈大阪〉、「金属プレス加工技術展2022」〈大阪〉の見どころ

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(2016年大阪開催会場の様子)

 4 月20日(水)から4 月23 日(土)までの4日間、インテックス大阪で「INTERMOLD2022/金型展2022」〈大阪〉(主催=日本金型工業会/テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2022」〈大阪〉(主催=日本金属プレス工業協会)を開催する。製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシナリー/アマダプレスシステム、オーエスジー、OKK、キタムラ機械、ダイジェット工業、日進工具、大昭和精機、牧野フライス製作所、三井精機工業、MOLDINO、安田工業、碌々産業)

「次世代のモノづくりにつなぐ自動化ソリューション」がテーマ
●アマダマシナリー/アマダプレスシステム

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「DPG-150」 フルカバー+Robot仕様

 アマダグループは「次世代のモノづくりにつなぐ自動化ソリューション」をテーマに、自動化・省力化のための工程改革への提案として、研削盤、プレスシステムの新商品を出展する。アマダマシナリーからは、業界初のデジタルプロジェクターを搭載し「誰でも」高精度な加工ができるマシンへと進化した新開発のデジタルプロファイル研削盤『DPG-150』を出展、自動計測・補正加工機能までを搭載し、高生産性を実現するマシンだ。アマダプレスシステムからは、新商品1600 kNのサーボプレスと送り装置を融合した順送プレス加工自動化システム『SDEW-1613iⅢ + ALFAS-03ARZ』を出展。制御一体化による段取り・作業負担削減に加え、高速振り子モーションによる高生産性・高精度加工をサポートする。

微細精密加工に対応する超硬エンドミル AE-CPR4-H・硬脆材用PCD工具6C×OSG
●オーエスジー

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6C×OSG

 オーエスジーが出展するのは、高硬度鋼や脆性材料の微細精密加工に対応するエンドミル『AE-CPR4-H』、硬脆材用PCD工具『6C×OSG』。『AE-CPR4-H』は高硬度鋼の高能率な直彫り加工を可能にするロングネックラジアスタイプの超硬エンドミル。コーティングは、高硬度鋼加工に最適化された〝DUROREY コーティング〟を採用し、高硬度鋼加工において長寿命化、高精度な直彫り加工を実現する。176アイテムの豊富なバリエーションが幅広い加工に対応する。一方、脆性材料の加工コスト低減に貢献するのが、硬脆材用PCD工具『6C×OSG』だ。超硬合金・石英ガラス・セラミックスなどの脆性材料は加工の難易度が高いが、『6C×OSG』は脆性材料を切削加工により高能率かつ安定して加工することで加工時間を短縮し、大幅なコストダウンを可能にする。

ベストセラーのVM/Rシリーズの後継機『VM53RⅡ』を展示
●OKK    

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VM53RⅡ

 今回はベストセラー機であるVM/Rシリーズ後継機、『VM53RⅡ』を展示。各送り案内面は角形すべりガイドを採用し、定評のある高剛性・重切削を継承する立形マシニングセンタだ。本体構造を一から見直すことでさらなる高剛性を実現している。また正面カバー変更により主軸・テーブルへの接近性が向上、日常点検を必要とする機器を機械背面パネルに集中配置したことで保守作業にも配慮した。正面扉は天井部まで大きく開口させ、吊り用ワイヤーが通る際に障害物となるものは一切無い構造となっており、段取り時の作業性も向上させている。より素早く需要に対応するためにモジュール生産化を進め、生産リードタイムを従来比の2/3に短縮した。このほか、Yストローク430mmの『VM43RⅡ』、760mmの『VM76RⅡ』をラインナップし、幅広いニーズに応えるシリーズ構成となっている。

次世代マシンで中小企業を応援! 
●キタムラ機械

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MedCenter5AX

 同社が展示する目玉機種は2機種。『MedCenter5AX』は、世界最小スペース(公衆電話ブーススペース)機械幅1.2m×奥行き2m所要床面積2.4㎡で、直径230mm×高さ175mmの最大ワークが加工可能。高分解能・光学スケールフィードバックを標準装備し、位置決め精度は±2μm/フルストローク、高分解能ロータリースケールにより、旋回軸・傾斜軸は、1/1000度の割出精度±2秒を実現。大容量工具交換装置を内蔵し、機械設置後でも多面APC、ATCを増設可能であり、長時間の自動化・無人化システムに対応可能。一方、『Mytrunnion-4G』は、『Mytrunnion(マイトラニオン)』シリーズの中位機種として、追従性・敏捷性に優れたハイコストパーフォーマンスを発揮。「Machining ChallengesーSimplified」をスローガンにした独自のCNC制御装置である『Arumatik-Mi』を搭載した5G通信による第5世代マシニングセンタである。


省段取り化に貢献! 5軸加工用工具『縦横無尽シリーズ』
●ダイジェット工業

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縦横無尽シリーズ

 省段取り化による工程集約、複雑な形状加工や加工精度の向上ニーズの高まりにより、ワンチャッキングであらゆる方向から加工が行える5軸加工機の導入が進んでいるが、同社では顧客のニーズに応えるため、工数削減やリードタイム短縮に繋がる5軸加工用工具を『縦横無尽シリーズ』として発売した。工具形状のデータ提供、工具選定、材種の選定、切削条件や加工方法のサポート対応も充実している。さらに、プレス金型などの2番逃がし加工用工具「アンダーカッタ」にモジュラーヘッドタイプを新発売。オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』と併せての使用で、突き出しの長い加工でもビビリを抑制し、高能率加工を実現。上下往復加工用の『MSU形』とプロファイル加工用の『C形』をラインナップ。突き出しの長い加工でもビビリを抑制し、高能率加工を実現する。

ナノレベルの超精密仕上げ加工を実現する『ダイナゼロシステム』
●大昭和精機

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ダイナゼロシステム

 同社の目玉となるのは、金型加工やナノレベルの超精密仕上げ加工を実現する『ダイナゼロシステム』。通常高速回転における機械主軸は、ツールホルダおよび、切削工具のアンバランスや静的振れが複合的に作用して刃先の動的振れとなるが、同システムは、高速回転中の刃先形状を、擬似的に低速回転化するためにストロボ効果を応用し、工具回転が完全に停止した状態に見える動画撮影を活かして回転工具を円周角度1°ごとに撮影ができるもの。これにより高速回転中の刃先動的振れ精度量を正確に測定できる。動的振れの測定の修正には、ホルダ外周部に振れ調整用ねじが埋め込まれた振れ調整ホルダ『ダイナゼロチャック』を使用し、ネジ締め付けによる反力でホルダを弾性変形させ、動的振れを修正し、振れを抑えバランスの取れた調整が行える。振れ調整ダイナゼロチャックはBBT40/HSK-A63・F63/E25、32,40。

荒取も仕上げも可能な高能率3枚刃ボールエンドミル『MRBSH330』
●日進工具

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MRBSH330

 今回、目玉となるのは中心刃形状を最適化し、荒取り加工では髙切込みと高送りを実現するうえ、仕上げ加工も可能な高能率3枚刃ボールエンドミル『MRBSH330』。被膜には〝無限コーティングプレミアムPlus〟を採用し、耐酸化性・耐摩耗性を強化。Plusで60HRC以上の被削材に最適な効果を発揮する。また、中心刃先形状の最適化で、切削負荷を低減することで高切込みを可能にした。切りくずの排出性を損なうことのないチップポケット形状が美しい面品位を確立してくれる。切削負荷を低減するのはポジティブ切れ刃形状と耐欠損性を重視した素材の採用で高硬度鋼に対して長寿命で高精度な切削加工を実現し、不等分割で嫌なびびりも防止した。工具ケース裏側にある二次元コードを読み込むことで、工具の特徴や規格・切削条件、加工動画など様々な情報につながることができる『NC Connect』も要チェックだ。

『D200Z』にて同時5軸でも3軸同等の加工事例で見せてくれる!
●牧野フライス製作所

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「D200Z」による加工の様子

 同社では、5軸制御立形マシニングセンタ『D200Z』を出展する。今回は同時5軸でも3軸同等の加工を可能にする高精度機であることを加工事例で来場者に見せてくれる。同社によると、「実際に5軸機には加工以外の部分で高いハードルを感じているお客様が多くいらっしゃいます。」とのことで、これらのユーザーの期待に応えるとしている。

また、5軸加工の間口をより一層広げられるように、3軸加工プログラムから同時5軸加工プログラムへの変換をクラウドサービスにより超高速で行う『MAKINO CloudCam』や5軸の特性を段取りに活かした『Professional6』の新機能なども紹介する。MAKINOの進化に乞うご期待!

 

精密微細加工に革新をもたらすプレシジョンセンタ『PJ303X』
●三井精機工業

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PJ303X

 「精度の三井精機」が新たに創るプレシジョンセンタ『PJ303X』は精密微細加工に革新をもたらすマシンとして注目したい。『PJ303X』の特長は、最新の主軸熱変位補正機能を標準装備しており、特殊熱変位キャンセル機構により主軸・ヘッドの熱変位を大幅に抑制したこと。熱変形による姿勢の変化を考慮した左右対称門形コラム構造の採用に加え、直線軸には高速駆動リニアモータ、回転軸にはDDモータを搭載するなど、徹底して精度を追及している。ヘッド、サドルなどの主要部品は入念なきさげ加工によって極めて高い精度を実現し、レンズ金型や医療機器、電極、燃料電池などの部品を高精度に加工することが可能だ。また、水潤滑式インバータコンプレッサ 『i-14015AX2-R』も要注目!

半導体部品や精密金型の加工向け工具を展示
●MOLDINO

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EPDBEH-TH3

 同社の目玉となる新製品は、半導体部品や精密金型、文字彫り加工向けの高硬度鋼加工用ボールエンドミル『EPDBEH-TH3』に太く短い首形状で〝折損リスク〟を低減した〝ストロングネックタイプ〟。この製品はφ1以下の小径工具を用いる精密加工の折損に着目し、工具剛性をさらに高めるために可能な限り短い首下長かつ首抜きのない仕様が特長。新開発の次世代コーティング『TH3』を採用し、高硬度鋼の加工においても優れた耐摩耗性を発揮する。高精度加工を追求した工具設計によりワークの削り量を低減、安定性や信頼性も高く加工精度が向上する。同社によると「特に工具径が小さくなるほど効果的」とのこと。他にも金型の荒加⼯に高い評価を得ているアルファ⾼送りラジアスミル『TD4N』に⾼硬度材加⼯⽤材種"JP4105"のインサートを追加した新製品も展示する。
                            

時代のニーズを掴む! 最新ハイエンドマシニングセンタ『YMC650』
●安田工業

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YMC650

 今回は安定した高精度微細加工を実現する同社の最新ハイエンドマシニングセンタ『YMC650』を展示する。YMC430で実現したワンランク上の微細加工能力を継承しながら作業領域を大きくしたこのマシンの特長は徹底した熱変位対策による高精度安定加工、左右対称フレームと低重心構造による高剛性。経験と技術に培われた先進の熱変位対策は、〝気体温度制御システム〟にある。また、直感操作、自己診断、解析をわかりやすく提供する『OpeNe Version2.0』を搭載している。独自のサポートウェアによる直感的操作が魅力だ。機内計測機能による高い効率化・高精度加工も実現し、機械状態の〝見える化〟による保守管理も強みのひとつ。

 

さらなる高精度加工へ! 「操る悦び」がテーマ
●碌々産業

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AndroidⅡ

 見どころは実加工精度±1μmを達成するために主軸熱変位や主軸動的振れを抑えるなどハード面を追求するだけでなく、『Advanced M-Kit』で機械の状態の見える化することにより、オペレータが思うように操ることができる超高精度高速微細加工機『AndroidⅡ』とワーク洗浄・機上計測・補正プログラム作成・追い込み加工を一連のシステムとした独自の追い込み加工システム『Cosmos(コスモス)』。微細加工機と新システムを組み合わせて使用することで、ワンチャッキング゙での高精度加工を可能し、さらなる効率化・高精度化を提案する。『AndroidⅡ』のターゲットは、磨きレス鏡面加工のニーズが高い樹脂金型加工や、高精度化が進みつつあるプレス・冷間鍛造金型加工を中心に、電子・半導体関係部品・金型加工。また、加工サンプルも見どころで、面粗度シングルナノを達成した超鏡面加工サンプルや極小径微細穴加工サンプルも展示する。
 

MOLDINO

 

JIMTOF2022