NaITO 増収増益!
NaITO(社長=坂井俊司氏)が4月25日、2022年2月期(2021年3月1日~2022年2月28日)連結決算を発表した。
当期の同社を取り巻く経済環境は、上期は自動車や半導体関係をはじめとする製造業の輸出量増加に牽引され、下期は自動車に関連する半導体や部品の供給不足による自動車の減産はあったものの、全体として緩やかな景気回復基調となった。
このような状況下で同社は、「オールインワン事業を展開する新たな卸の形態に変わる」をスローガンとして、2021年度からスタートした「中期経営計画Achieve2025」(5カ年)の重点施策を着実に実行してきた。また、コロナ渦での非対面による販売活動にも取り組み拡販に努めた。さらには中長期的な企業成長を見据えた事業基盤の強化を目的に在庫の拡充を図ったほか、新基幹システムやNICE-NET(受発送システム)の機能向上に向けた二次開発も推進した。海外展開については、タイ・ベトナム・中国においても営業活動が制限されるなかで拡販に努めてきた。
この結果、当連結会計年度における売上高は440億70百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益4億89百万円(前年同期比156.4%増)、経常利益6億68百万円(前年同期比51.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億48百万円(前年同期比63.2%増)と増収増益になった。
今後の見通しについては、新型コロナウイルス感染再拡大やロシア・ウクライナ紛争等の影響により景気の先行きは不透明な状況が続くものと予想している。このような認識のもとで、中期経営計画の重点施策を着実に実行し、2023年2月期は売上高485億円、営業利益7億80百万円、経常利益8億円、親会社株主に帰属する当期利益5億50百万円を見込んでいる。