ダイジェット工業 黒字回復!

 ダイジェット工業(社長:生悦住 歩氏)は、2022年3月期の決算(連結)を発表した。

 同社グループは、不透明な企業環境が続くなかで、顧客ニーズに沿った新製品の開発に注力し、高精度ソリッドドリル「ストライクドリル」、5軸加工用工具の新ブランド「縦横無尽シリーズ」など12アイテムを発売した。耐摩耗工具については、省タングステン材料である「サーメタル」製品を新規業界へ営業展開を図り、多様化するニーズに対応してきた。

 その結果、連結売上高は前年同期比17.1%増の80億67百万円にとなった。このうち国内販売は前年同期比12.6%増の40億91百万円、輸出は同22.1%増の39億76百万円となった。輸出の地域別では、北米向けが前年同期比22.9%増の7億99百万円、欧州向けが同18.2%増の11億6百万円、アジア向けが同24.9%増の20億37百万円、その他地域が同14.1%減の31百万円となり、輸出割合は、前年同期に比べ2.0ポイント増加し49.3%となった。

 製品別では、焼肌チップが前年同期比9.7%増の6億92百万円、切削工具が同21.8%増の64億57百万円、耐摩耗工具が同4.5%増の9億2百万円となった。

 収益面では、売上高の増加や売上原価率が改善したことなどにより、連結営業利益は10百万円(前年同期は営業損失5億40百万円)、経常利益は19百万円(前年同期は経常損失5億19百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は64百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失6億43百万円)と回復した。
 
 今後の見通しは、材料高および供給制約などによるコスト増、ウクライナ情勢による地政学的リスクの高まりなど、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想している。このようななかで、同社グループは、引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取組みを徹底するとともにオフィシャルサイト、SNSなどのメディアや販売店網を通じて顧客ニーズをつかみ、集めた情報を活かした戦略的な営業活動を実行する。また、DXの活用、自動化の推進や業務効率改善によるDQCの改革で顧客満足を向上させていく。これらより、通期の業績予想は、連結売上高89億円、営業利益4億万円、経常利益4億円、当期純利益2億80万円を見込んでいる。なお、次期の為替レートは、1米ドル125円、1ユーロ135円を想定している。

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