MOLDINO 2022年度業績報告会「MOLDINO VISION2022」をオンラインで開催

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鶴巻社長

 

 MOLDINO(社長=鶴巻二三男氏)が6月27日、2022年度業績報告会「MOLDINO VISION2022」をオンラインで開催した。今回の開催はオンラインということもあり、従来とはひと味違う演出がなされ、好評を博した。

 鶴巻社長から経営方針の報告があった。

〝2022年とその先に目指すこと〟として鶴巻社長は、「〝開発技術のMOLDINO〟のもとに、独創的な商品開発力と提案力を追求するとし、お客様の課題に真摯に向き合い、ともに成長するかけがえのないパートナーになる。」とのビジョンを掲げ、ブランドコンセプトとして「加工イノベーションを顧客とともに創造して喜びを共有する〝独創工具メーカー〟である。」と力強く強調した。

 目指すこととして、①グローバルニッチで存在感を追求する、②独創工具の継続的創出に尽力してメイドインジャパンこだわり、〝開発技術のMOLDINO〟を強く太くする、③PRODUCTION50、Hi-Pre2のソリューションを柱に顧客のトータルコストの削減や環境問題の改善にも貢献――を挙げた。

削るのは、未来へのスキマ

 同社は三菱日立ツールから現在のMOLDINOに社名を変更して本年4月に3年が経過したが、2020年から毎年、日刊工業新聞社に全面広告を打ち出している。今年の新広告のキャッチコピーは『削るのは、未来へのスキマ』。鶴巻社長は、「同社と業界を見つめて感じた思いを込めている。5G、EV、カーボンニュートラル。より良い社会を目指して金型の要求精度はめまぐるしいスピードで移り変わっている。日々ニッチかしていく現場の声に耳を傾けることでMOLDINOの工具たちは生まれてきた。どんなに先進的で世に大きな変化をもたらす製品でも加工の最前線でも金型を削っているのは小さな工具の刃先。」とし、現場を取り巻く課題の先に持続的な未来がある――との思いを示したあと、2つの製品紹介を行った。

 ひとつ目は、立壁/底面仕上げ加工用エンドミル『ER/ES8WB』。金型加工におけるボトルネック工程の課題解決のために開発された工具であり、「ニッチ中のニッチ」と鶴巻社長。なお、この製品は、昨年の〝超〟モノづくり部品大賞「機械・ロボット部品賞」を受賞している。

 ふたつ目は、今年3月に発売したR0.05~R0.5 半導体部品・コネクター向けの高硬度鋼加工用エンドミル『EPDBEH-TH3 ストロングネックタイプ』。どちらも日々要求精度の高まる現場の声に耳を傾け、応え続けて生み出された工具。」と自信を見せた。

 鶴巻社長は、「私どもは、この小さな工具の刃先を生み出し、つくり出す楽しさ。それをお客様に紹介し、届ける楽しさ。秘められた魅力を皆様と一緒に感じ、誇りに思い本年度も取り組んでいく」と意気込みを示した。

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後藤営業本部長

 約2分の新プロモーションビデオの紹介のあと、営業本部方針の報告を後藤 営業本部長が行った。この中では、受注数値、22年度受注見込み、同社をとりまく環境について説明があった。「お陰さまで欧米を中心に順調なスタートを切ることができた。国内外の比率は6割近くが海外とグローバル化が進んでいる。国内外問わず、積極的な営業展開をしていく。」と述べ、金属加工業のトレンドワードである、①差別化、②DX、③人材育成において同社の取り組みの説明があった。

 また、同社では、顧客購買行動の変化に即した顧客接点の再設計に取り組むとし、適切な情報発信とコミュニケーション活性化を狙いとしたHPを構築中とした。また、顧客とリモートで課題解決する1(ワン)to1(ワン)での対応も実施している。

 続いて、小櫻 国内営業部長より国内営業部方針の報告があり、①営業所 組織変更について、②国内実績の報告、③ドリル事業の強化、④データ活用 DX推進について説明があった。

 これからの未来を見据えた展望を「自動車の変化を担うMOLDINO」をテーマに木野 ソリューション営業部長が話をした。自動車の変化とともに材料や部品の変化(精密化・複雑化・難削化)を分かりやすく説明し、切削加工で実現する可能性を示した。

 最期に鶴巻社長は、「ここでお話ししたことの実現に向け、確実に歩んでいく」と力強くしめくくった。

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