オークマ 5軸制御マシニングセンタ「GENOS M560V-5AX」を開発

220927オークマ

 オークマがこのほど、φ500mmテーブルサイズの5軸制御マシニングセンタ「GENOS M560V-5AX」を開発した。脱炭素、工程集約の需要が高い欧米市場向けに、「高精度と脱炭素(省エネ)を両立」させたコンパクトで使い勝手が良いマシンだ。高精度5軸加工を今まで以上に身近な加工とし、ワンチャッキング・多面加工による高精度な工程集約で 顧客の生産性と収益性の向上に貢献する。

 今回のコンセプトは、① 高精度5軸加工と脱炭素(省エネ)を両立し、工場の脱炭素化を支援、② 多種多様なワークに対応する広い加工エリアを最小フロアスペースで実現、③ 高能率生産を可能にする高い加工能力と高剛性機械構造、④ 作業者負担を最小限にする使いやすさを徹底追求――――となっている。

 特長は、機械が自律的に高精度を安定維持する知能化技術 「サーモフレンドリーコンセプト」や、サーモフレンドリーコンセプトを応用した省エネ技術 「ECO suite plus」を標準搭載していること。精度維持のための機体冷却装置や過度な空調管理を必要とせずとも高い精度安定性を発揮暖機運転や寸法補正に必要な動作時間を大幅に削減し、消費電力を削減することでCO2 排出量削減を両立し、工場の脱炭素化を強力に支援する。

 設置スペースを選ばないコンパクトな機械で最大ワーク径φ700mmにも対応している。高剛性門形構造で、最大400kgの受賞ワークを強固に支える両端支持の高剛性トラニオンテーブルも魅力だ。さらに、無理のない姿勢で段取り作業ができるユーザーフレンドリーな機械構造を有している。
 

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