サンドビック 2022年コロマント会 役員会・代理店会 合同会議を開催 ~新社屋もお披露目~

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説明をする山本社長

 サンドビック(社長=山本雅広氏)が9月7日、名古屋市内にある本社入居施設のBIZrium名古屋で「2022年コロマント会 役員会・代理店会 合同会議」を開催し、併せて新社屋もお披露目した。

 コロマント会役員・代理店・サンドビック社員の紹介のあと、東日本・中日本・西日本、それぞれの地域のコロマント会会長からあいさつがあった。

 続いて山本社長が日頃の感謝の意を表したあと、「コロナ禍から3年近く経った。当社は新しい働き方を推進するにあたり、われわれのオフィスのあり方についても検討した。」と話し、名古屋の地に移転した理由を説明した。

 それによると、「サンドビックは1966年から神戸に本社があったが、ビジネスの内容は長い年月の中で大きく変化した。コロマントカンパニーはサンドビックの中でもコアビジネスになっている。15年前にはコロマントカンパニー本部を名古屋市名東区上社に移したが、本年、定期借地権が本年期限を迎え、これを期にこの地に移した。東日本・西日本とのアクセスも便利な名古屋の立地条件を生かすことや、コロナ禍により働き方の見直しを進め、今回の移転に至った。」旨を述べた。

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開放的なオフィス

 また、働き方改革についても触れ、「全国にいる営業マンが効率良く動けるため、レンタルスペースを契約した。」と説明をした。営業担当者は、これによりリモートでもコミュニケーションを高めることができる。

 続いて、本社入居施設のBIZrium施設や本社内の見学をした。施設内はリゾート地をイメージさせるインテリアが特長的で、リモートワークも集中して行えるよう、効率良く働ける工夫が随所に見てとれた。

 見学のあと、近況と営業戦略について説明があった。この中で、受注に関しては、「第2四半期は順調であった。」と話し、同社ではロシアから撤退をしたことをすでに発表しているが、「その影響は軽微である。」と話した。また、「アジアの中をより強化していくが、日本のマーケットを重要視している。東南アジアでの日本企業の影響力は大きい。」とし、「日本で商売を拡大することによりアジアでの拡大は実現できる。」と強調、今後の成長を見据えて同社では、①コアの商売でビジネスを伸ばす、②M&Aを強化していく―――とした。

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共有スペースはリゾート地をイメージさせ、眺めも良い

 「カーボンニュートラルお呼びに持続可能なビジネスへのアクション」をテーマに講習が行われた。この中で同社の取り組みにとして、超硬素材のリサイクルCO2排出40%を削減するとし、顧客の使用済みインサートの買い取りをしてリサイクルサービスを実現し、超硬素材を工具の製作に利用することを示した。また、スウェーデンのジモ工場では、バイオ燃料ボイラーと燃料供給システムの設置をしたことにより、年間1,850トンのCO2削減/年間を実現している。さらにプロセスの電子化や、AIデータに基づく輸送の削減など、デジタル化も加速させ、循環型のビジネスモデルに向けた取り組みを強化する方針。


 

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