ダイジェットが「フィニッシュジェットミル用低抵抗チップ」を追加

フィニッシュジェット低抵抗チップ
フィニッシュジェット低抵抗チップ
ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、荒刃2枚と仕上げ刃2枚の組合せにより、切込み量0.3mmの加工でも良好な仕上げ面が得られ、中仕上げ工程の省略が図れる超仕上げ加工用カッタ「フィニッシュジェットミル FJM形」用に、薄肉ワークにも対応する低抵抗タイプのチップをこのほど追加した。

同社広報担当者は開発の経緯を「従来の超仕上げ加工用カッタは、剛性のあるワークでは良好な加工面粗度が得られますが、薄肉の低剛性ワークを加工するとビビリが発生し、十分な加工面粗度や平面度を得ることができませんでした。そこで、切削抵抗を低減しビビリの発生を抑えたこのチップを開発しました」と話す。

フィニッシュジェットミル低抵抗付本体
フィニッシュジェットミル低抵抗付本体
特長は、①仕上げ刃のR寸法と切れ刃長さを最適化することで従来品に比べ切削抵抗を30%以上削減した。②厚さ20mm以下の薄肉ワーク加工時でももビビリなく加工でき、Ap=0.2mm、一刃当たりの送り1mmの条件で、加工面粗度はRa=0.4μm以内を実現したことである。



従来品との比較表

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