大澤科学技術振興財団 「2022年度助成費贈呈式」を開く 

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 大澤科学技術振興財団(理事長:大澤伸朗 オーエスジー社長兼COO)が10月17日、同社NEO新城工場で「2022年度助成費贈呈式」を開いた。同財団は平成3年7月18日に設立され、日本のものづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという主旨から、国内の大学・研究所等、非営利の研究機関に所属する研究者に助成を行っている。本年度、研究開発助成31件59,955,000円、国際交流助成2件400,000円、合計33件に対して総額、60,355,000円の助成を行った。また、設立来31年間の助成は1,000,184,000円に達している。

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あいさつする大澤理事長

 大澤理事長はあいさつの中で、「今年度も非常に多くの応募をいただき、最終的には33件のテーマに対して助成をさせていただくことになり、6千万円を超える助成金額となった。当財団も昨年コロナ禍のなか、30周年の節目を迎え、今年で31年目となり、累計助成額も10億円を突破した。今後もさらに皆様の期待に対してお役に立てるよう微力ではあるが支援を続けさせて頂きたい。」と力強く述べたあと、「基礎研究は非常に社会に還元されるとこまで到達するのが困難な部分もある。大きな成果に繋がらなかった基礎研究が裏で数多くあるが、最終的にはそのなかから大きなヒットに繋がる可能性があると私は強く信じている。コロナ禍を経て、社会全体も企業活動のみならず、研究者に対しても今後求められていく部分が変化していくと思う。エネルギー問題、SDGs、サステナビリティーなどにおいて考慮した研究などが今後評価の対象になっていくのではないか。多くの可能性を信じて基礎研究をしっかり積み上げていくことにより、そこから新しい革新的なものが生まれることを強く信じている。」と期待を込めた。
 

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