日本ロボット工業会が「創立50周年記念式典」を開催

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経済産業大臣表彰状を授与される稲葉ファナック会長(写真右)

 日本ロボット工業会(会長=山口賢治 ファナック社長)が、10月13日、東京ビッグサイト会議棟で「創立50周年記念式典」を開催した。

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あいさつする山口会長

 あいさつに立った山口会長は、「わが国のロボット産業は今日に至るまで、利用の大部分が産業用ロボットとして製造業を中心としたものづくり中で生産性や品質の向上といった効率的な生産体制の構築や、今日のグローバル化に対応した国際競争力の強化など、経済的、社会的ニーズに貢献してきた。同時に産業用ロボットは汎用性の高さが評価され、新たな生産システムの中核的役割を担う形で拡大発展をしてきた。わが国のロボット産業の規模は、2021年に受注額1兆円越えを果たし、現在も世界トップの地位を堅持している。」と述べた。

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経済産業省 山口製造産業局長

 来賓を代表して、経済産業省の山口隆一 製造産業局長が「ロボット工業会は創立以来、ロボットに関する研究開発、標準化の推進、利用技術の普及促進、市場動向や統計の調査など幅広い取り組みを通じ、わが国のロボット産業の発展に大きく貢献してきた。その結果、グローバル規模のロボット需要の増大にも対応することができ、2021年に過去最高の1兆円を超えた。近年は他国との競争が激しくなってきている状況だが、日本のロボット産業が引き続き高い国際競争力を維持していることに深く敬意を表している。」とあいさつした。

 続いて、経済産業大臣表彰状ならびに経済産業省製造産業局長表彰が行われ、経済産業大臣表彰に稲葉善治 ファナック会長が、経済産業省製造産業局長に川崎重工業の橋本安彦社長など6人が授与された。

 
 

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