タンガロイ 耐熱合金用材種AH8000シリーズに「SDM形チップブレーカ』を拡充

22216タンガロイ

 タンガロイはこのほど、耐熱合金用PVD材種AH8000シリーズ工具に、耐境界損傷性に優れた「SDM形チップブレーカ」を拡充し、販売を開始した。

 AH8000シリーズは、高Al含有の積層膜を採用し、さらにコーティング膜の密着性を大幅に向上させたPVDコーティング材種で、耐熱合金等の難削材の旋削加工用として発売以来高い評価を博している。シリーズには、第一推奨材種として汎用性に優れ仕上げから中切削まで幅広い加工に対応するAH8015と、抜群の耐摩耗性で高速加工、連続加工で安定した長寿命を実現するAH8005の2材種をラインアップしている。

 今回拡充する「SDM形チップブレーカ」は、独自の可変ランド構造と最適なすくい角の組み合わせによって、非常に優れた耐境界損傷性を有する。耐熱合金等の難削材加工においては、その被削材の特性によって著しく境界損傷が発生・進行する場合があり、このSDM形とAH8000シリーズとの組み合わせによって、これらの被削材の加工でも大幅な寿命延長が期待できる。

 現在AH8000シリーズ工具には仕上げ用HRF形、仕上げ~中切削用HRM形の二種類をメインチップブレーカとして設定している。さらに今回「SDM形」を追加することで、耐熱合金等の難削材の旋削加工においてより幅広い加工形態で安定した長寿命を提供したことで顧客の加工費低減に大いに貢献する。

■主な形番と標準価格(税抜き)
 ・CNMG120408-SDM AH8015:1,020円
 ・DNMG150404-SDM AH8005:1,400円
 ・DNMG150612-SDM AH8015:1,740円
 (計14アイテム)
 

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