DMG森精機 中期経営計画(2025年)を発表 ~売上高6,000億円、営業利益720億円、当期利益480億円を目指す~

DMG森精機(社長:森 雅彦氏)は、12月14日、2023年1月からスタートする3カ年中期経営計画を発表した。

 これによると、同社は、中期経営計画の3年間を工程集約・自動化・DX・GXをより加速化させる期間と位置付け、顧客により高い付加価値を提供する“事業モデルの進化”と、その事業を支え伸ばす“経営基盤の進化”により実現をしていく。

 “事業モデルの進化”の施策については、① 高付加価値機/ビジネスへのシフト ② GXにより環境対応と経済性向上を実現 ③ 生産技術エンジニアの強化・拡大 ④ 保守・サービスの拡大 ⑤ DMQP販売の拡大、を掲げている。

 “経営基盤の進化”については、①強靭なサプライチエーンの構築 ②高品質な製品・サービスの提供を可能にする人材への更なる投資、を実施する。その他、サステナビリティ・社会貢献として、バリューチェーン全体でのカーボンニュートラルの実現、グローバルでの教育機会拡充の支援をめざす。 


 また、経営基盤強化・成長投資として、工場新設・増築・改装を行う。伊賀、奈良システムソリューション工場、欧州各工場、米州サービスセンタ、アカデミー、太陽工機、マグネスケール、サキコーポレーションが対象となっている。研究開発投資として、最先端加工技術、計測技術、AM開発、新高付加価値機開発、ソフトウェア開発、高度複合加工開発、5軸機開発を挙げている。

 2025年の経営目標数値は、売上高6,000億円(2022年見通し4,650億円)、営業利益720億円(同450億円)、当期利益480億円(同280億円)、総有利子負債0億円(同750億円)、2023~2025年累計の営業キャッシュフロー2,000億円(2020~2022年累計1,350億円)、投資キャッシュフロー1,000億円(同850億円)、フリーキャッシュフロー1,000億円(同500億円)、配当350億円(同150億円)を策定している。
 

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