建設機械出荷金額統計(2022年通期/2022年12月度)まとまる 日本建設機械工業会
日本建設機械工業会がこのほどまとめた2022年通期と同12月度は下記のとおり。
2022年通期
■概要(増減は前年比)
2022年通期の建設機械出荷金額は、内需は4.6%増加の1兆393億円、外需は30.8%増加の2兆3,058億円となった。その結果、内需は3年ぶりの増加、外需は2年連続の増加となった。総合計では21.3%増加の3兆3,451億円となり、2年連続の増加となった。
■内外需別(同上)
①内需
機種別に見ると、油圧ショベル4.1%増加の3,096億円、建設用クレーン20.0%増加の1,964億円、基礎機械6.8%増加の376億円、油圧ブレーカ・圧砕機13.0%増加の242億円、その他建設機械7.6%増加の780億円の5機種と補給部品4.2%増加の1,360億円が増加となった。
②外需
機種別に見るとトラクタ34.9%増加の2,666億円、油圧ショベル28.1%増加の8,998億円、ミニショベル25.9%増加の3,850億円、建設用クレーン41.1%増加の887億円、道路機械20.0%増加の404億円、コンクリート機械24.9%増加の13億円、油圧ブレーカ・圧砕機26.4%増加の117億円、その他建設機械39.5%増加の3,145億円の8機種と補給部品33.6%増加の2,943億円が増加となった。
地域別に見ると、全9地域中、中国、CISその他東欧を除いた7地域で増加した。3大輸出先(アジア、欧州、北米)の中でも、最大輸出先である北米は48.4%増加と大きく増加した。
2022年12月度
■概要(増減は前年同月比)
12月の建設機械出荷金額は、内需は15.6%増加の989億円、外需は44.7%増加の2,402億円となった。その結果、内需は6カ月連続の増加、外需は26カ月連続の増加となった。総合計では34.8%増加の3,391億円となり、26カ月連続の増加となった。
■内外需別(同上)
①内需
機種別に見ると、トラクタ13.6%増加の130億円、油圧ショベル8.9%増加の305億円、建設用クレーン61.6%増加の198億円、基礎機械25.2%増加の31億円、油圧ブレーカ・圧砕機0.8%増加の20億円、その他建設機械24.3%増加の72億円の6機種と補給部品7.5%増加の114億円が増加となった。
②外需
機種別に見ると、トラクタ55.8%増加の295億円、油圧ショベル58.1%増加の972億円、ミニショベル46.4%増加の375億円、建設用クレーン99.9%増加の88億円、道路機械64.6%増加の48億円、油圧ブレーカ・圧砕機21.5%増加の11億円、その他建設機械52.9%増加の359億円の7機種が増加となりました。
地域別に見ると、北米が24カ月連続で増加、アジアが22カ月連続で増加するなど、全9地域中、中国、CISその他東欧を除いた7地域で増加した。