オーエスジーが切削工具メーカーとして世界初の「グリーンボンド」を発行

 オーエスジーが同社グループの中期経営計画「Beyond the Limit2024」において、2024年11月期までを事業効率の再強化と企業体質の強化を図るステージと位置付け、カーボンニュートラル時代に向けた世界のモノづくり産業に貢献することを目指しているが、このほどグリーンボンドを4月以降に発行する予定であることを発表した。切削工具メーカーとして世界初のグリーンボンド発行に向けた同社の脱炭素への強い意志を込め、グリーンボンドの別称を「OSG Beyond the Limit Bond」とした。

 オーエスジーグループは1938年創立以来、精密切削工具の製造販売を行う総合工具メーカーとして、世界のモノづくり産業を地球規模で支えることを使命に世界の切削工具市場を切り拓いてきたが、カーボンニュートラル時代に本格的に移行する2030年を見据え、近年は効率性・利便性の追求だけでなく地球環境に配慮したサステナブルな社会づくりの取り組みも重要な経営課題と考えており、「地球会社」という企業理念のもと、長期ビジョンである「世界のモノづくり産業に貢献するエッセンシャル・プレーヤー」を目指している。

 この実現にむけた最初のステージとして2022年1月に中期経営計画「Beyond the Limit2024」を策定し、実現のために優先的に取り組むべき8項目のマテリアリティ(重要課題)を特定し、ESG経営を推進している。グリーンボンドの発行により調達する資金は、上記マテリアリティの1つである「気候変動への取り組み」として、下記にある「グリーンボンドの対象となる適格プロジェクト」記載の適格事業区分「省エネルギー」及び「環境配慮型の製品」に該当するプロジェクトに関する設備投資資金及び研究開発資金に充当する予定。

 グリーンボンドの発行により、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けた取り組みをより一層加速させていく方針。

■グリーンボンドの概要

社債の名称:オーエスジー(株)第3回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)(別称:OSG Beyond the Limit Bond)
発行年限:5年
発行額:50億円
発行時期:2023年4月以降(予定)
主幹事証券会社:野村證券(株)、SMBC日興証券(株)及びみずほ証券(株)
ストラクチャリング・エージェント:野村證券(株)

■グリーンボンドの対象となる的確プロジェクト

230327オーエスジー

 なお、同社は、グリーンボンドの発行にあたり国際資本市場協会(ICMA)による「グリーンボンド原則 (Green Bond Principles)2021」及び環境省の「グリーンボンドガイドライン 2022年版」に適合しており、4つの要件(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)を定めたグリーンボンド・フレームワークを策定した。

 上記「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2021」及び「グリーンボンドガイドライン2022年版」への適合性及び透明性の確保ならびに投資家への訴求力向上のため、第三者機関である(株)日本格付研究所(JCR)より「JCRグリーンボンド・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green 1F」の評価を取得している 。
 

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