2023年2月分工作機械受注総額は1,241.0億円
2023年04月09日
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2023年2月分の受注実績は以下の通り。
2023年2月分工作機械受注総額は、1,241.0億円(前月比△3.9% 前年同月比△10.7%)となった。受注総額は、2カ月連続の1,300億円割れ。1,000億円超は25カ月連続。堅調水準は維持しつつも、内外需共にやや落ち着いた展開が続く。
内需は389.3億円(前月比△10.3% 前年同月比△20.3%)で、2,021年5月(332.2億円)以来、21カ月ぶりの400億円割れ。前11業種中10業種が前年同月比減少となるなど、力強さに欠ける。
外需は851.6億円(前月比△0.6% 前年同月比△5.5%)で、前月比微減で、2カ月連続の900億円割れ。中国では受注が戻るも、北米をはじめ、その他地域で落ち着いた動き。
2月の受注は市場がやや弱含むも依然堅調水準の受注が継続。今後も金融動向や世界経済の先行きなどを注視。
2月分内需
389.3億円(前月比△10.3% 前年同月比△20.3%)。
・21カ月ぶりの400億円割れ。*2021年5月(322.2億円)以来。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比6カ月連続減少。
・低調な自動車以外の主要業種も減少し、全体的にやや弱含み。
(出所:日本工作機械工業会)
2月分外需
851.6億円(前月比△0.6% 前年同月比△5.5%)
・2カ月連続の900億円割れ。
・前月比2カ月連続減少。前年同月比2カ月連続減少。
・春節明けの中国が数字を戻したが、欧米は前月比減少し、外需全体はほぼ横ばい。
(出所:日本工作機械工業会)