ヤマザキマザック 「第9回ものづくり日本大賞 中部経済産業局長賞」を受賞

230410マザック ものづくり

 ヤマザキマザック(社長=山崎高嗣氏)の社員が「第9回ものづくり日本大賞」において「ものづくり日本大賞 中部経済産業局長賞」を受賞した。

ものづくり日本大賞は、産業・文化の発展を支えるものづくりの継承を目的とし、製造業 の第一線で活躍する人材・団体を顕彰する制度。経済産業省・国土交通省・厚生労働省・文部科学省が連携して2005 年に創設され、今回で9回目を迎える。

 この「ものづくり日本大賞 中部経済産業局長賞」賞は、ものづくり日本大賞の中部地区選考会において優秀と認められたものを表彰する賞。同社は、自社スマートファクトリー内で取り組む「ハイブリッド複合加工機による機能部品の工程集約」をテーマに選考会へ参加 した。AM・研削機能搭載の工作機械の活用による加工リードタイム短縮とCO 2排出量削減の実績などが評価され、今回の受賞となった。

 今後も同社では、生産性向上と環境負荷低減を両立する最先端工作機械の開発と、自社工場への導入による新しい加工プロセスの実証・提案を通して、製造業のさらなる発展に貢献していく方針。

受賞案件の概要

テーマ:「ハイブリッド複合加工機による機能部品の工程集約」

 AM(アディティブマニュファクチャリング)技術と研削技術を搭載した同社製ハイブリッド複合加工機を自社スマートファクトリー内に導入し、部品製造におけるリードタイムの短縮、CO2排出量の削減を達成した。対象部品は、工作機械の旋回部分に使われるカップリング。カップリングの製造には旋削工程に加えて、かみ合い歯面の硬度を上げる「焼き入れ工程」、歯面を高精度で仕上げる「研削工程」が必要。これらの工程を一台のハイブリッド複合加工機上で行うことで、工程間移動の排除によるリードタイムの短縮とCO2排出量の削減を達成した。この先進的な取り組みが評価され、今回の受賞となった。

〈受賞者〉
 ・堀部和也 上席執行役員商品開発本部副本部長
 ・大内誠悟 商品開発本部先行開発センタ所属
 ・鈴木 敦         〃
 ・浅野考平         〃
 ・北本真一朗      〃
 ・山崎 遼       〃
 

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