日本建設機械工業会 建設機械出荷金額統計「2022年度通期」および「2023年3月度」まとまる

 日本建設機械工業会がこのほどまとめた建設機械出荷金額統計「2022年度通期」および「2023年3月度」は次のとおり。

2022年度通期

■概要(増減は前年度比)
 2022 年度通期の建設機械出荷金額は、内需は6.0%増加の1兆573億円、外需は26.5%増加の2兆4,196億円となった。その結果、内需は2年連続の増加、外需も2年連続の増加となった。総合計でも19.4%増加の3兆4,768億円と、1990年の本調査開始以来の最高金額を2年連続で更新した。

■内外需別(同上)
(1)内需

 機種別に見ると、トラクタは5.8%増加の1,132億円、油圧ショベルは5.3%増加の3,204億円、建設用クレーンは14.4%増加の1,917億円、基礎機械は7.6%増加の372億円、油圧ブレーカ・圧砕機は7.4%増加の243億円、その他建設機械は12.6%増加の805億円と6機種が増加した。また、補給部品も3.9%増加の1,373億円増加となった。

(2)外需
 機種別に見ると、トラクタは31.7%増加の2,843億円、油圧ショベルは30.5%増加の9,656億円、ミニショベルは23.5%増加の4,070億円、建設用クレーンは30.3%増加の938億円、道路機械は15.0%増加の412億円、コンクリート機械は13.6%増加の12億円、油圧ブレーカ・圧砕機は15.5%増加の118億円、その他建設機械は26.8%増加の3,256億円と8機種が増加した。また、補給部品も15.3%増加の2,854億円増加となった。

地域別に見ると、全9地域中、中国、CISその他東欧を除いた7地域で増加した。3大輸出先(アジア、欧州、北米)の中でも、最大輸出先である北米は49.4%増加と大きく増加した。

2023年3月度

■概要(増減は前年同月比)
 3月の建設機械出荷金額は、内需は2.9%増加の1,257億円、外需は23.3%増加の2,699億円となった。その結果、内需は9カ月連続の増加、外需は29カ月連続の増加となった。総合計では16.0%増加の3,957億円となり、29カ月連続の増加となった。

■内外需別(同上)
(1)内需

機種別に見ると、トラクタは24.9%増加の109億円、油圧ショベルは9.7%増加の389 億円、ミニショベルは18.3%増加の100億円、コンクリート機械は8.3%増加の48億円、基礎機械は12.4%増加の42億円、その他建設機械は10.1%増加の101億円と6機種が増加となった。

(2)外需
 機種別に見ると、トラクタは23.4%増加の332億円、油圧ショベルは38.2%増加の1,181億円、ミニショベルは28.2%増加の475億円、道路機械は12.1%増加の47億円、基礎機械は17.8%増加の8億円、油圧ブレーカ・圧砕機は2.8%増加の11億円、その他建設機械は16.5%増加の349億円と7機種が増加となった。

 地域別に見ると、北米が27カ月連続で増加、アジアが25カ月連続で増加するなど、全9 地域中、中国、CISその他東欧を除いた7地域で増加した。

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