サンドビック・コロマント 日本にサンドビック・コロマント・センターを新設

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 サンドビック・コロマント(本社:スウェーデン-サンドビケン、社長:ヘレン・ブロンクビスト)がこのほど、愛知県名古屋市中川区に日本で初となるサンドビック・コロマント・センターを新設することを決定したと発表した。
 
 サンドビック・コロマント・センターは、生産性、用途、機械加工、製造研究においてワールドクラスの施設。この投資により、市場機会の獲得、顧客サービスの改善、さらにアジアの他の市場との協力による相乗効果の増大を目指す。
 
 新しいサンドビック・コロマント・センターは、知識の共有、スキルの向上、R&Dテストおよび顧客プロジェクトの中心的な拠点になる。サンドビック・コロマント・センター名古屋は、デジタル・ライブ・マシニング(DLM)を使用して、世界中の金属切削とデジタル加工を進歩させるために、人々を物理的および仮想的に結び付ける上で重要な役割を果す。 

日本は戦略的に重要な市場

「日本はサンドビック・コロマントにとって戦略的に重要な市場です。日本においてサンドビック・コロマントのブランドをさらに強化し、競合他社との差別化を図り、市場機会を獲得するためには、サンドビック・コロマント・カンパニーの営業本部のある名古屋にサンドビック・コロマント・センターを新設することが極めて重要です。名古屋は、日本と日本の製造業の中心地であり、日本全国やアジアの他の市場にもアクセスしやすい場所です。新しいセンターには、セミナールーム、総合的なショールーム、最新の工作機械、世界中の人とライブでリアルタイムにコラボレーションできるトレーニングと機械加工のデモンストレーションを配信するためのデジタル・ライブ・マシニング・システムがあります。私たちは、お客様やパートナーに完全一体型の顧客サービスを提供できるようになります」と、セールスエリア・サウス・アンド・イースト・アジア(以下、SASEA1)のジェネラルマネージャーである山本雅広氏は述べている。

愛知県は多くの製造拠点や大学などの研究機関も多数集積

 愛知県は、2022年に都道府県別GDPが東京、大阪に次いで第3位、製造品年間出荷額は1977年から44年連続(2021年現在)で全国1位となる日本の産業の中心都市。愛知県は、日本の自動車産業の本拠地であり、航空宇宙産業の主要な生産拠点である。愛知県のロボット製造業は、年間製造品出荷額、事業所数、従業員数で全国トップクラスの集積度を誇り、大手ロボットメーカーの開発・製造拠点に加え、大学などの研究機関も多く存在する。新しいサンドビック・コロマント・センターでは、デジタル加工ソリューションである「CoroPlus®」の最新情報を紹介し、最近新しいセンターを開設したメキシコ、ブラジル、イタリア、トルコ、ドイツ、米国での経験を活用する。また新センターは、断熱効果の高い建材の使用や陽ざしを考慮した間取りなどで電気代の節約を図るとともに、CO2の削減・地球温暖化の抑制など当社のサステナビリティの戦略に沿ったものとなる。

 なお、新しいサンドビック・コロマント・センターの開設は、2024年3月末までに完了する予定。
 

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