アマダプレスシステム xEV 向けモーター用セグメントコンダクタコイル加工機 「ES-1A」の販売を開始

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 アマダプレスシステムがこのほど、電動自動車(以下、xEV)モーター用セグメントコンダクタコイル加工機「ES-1A」の販売を7月1日から開始する。

 「ES-1A」は、48軸制御により、1台で6工程の加工を実現し、プログラム操作のみで最大20種類の形状を段取り替えなしで加工できる画期的な新商品。「ES-1A」は、新開発の平角銅線曲げシステムとトランスファシステムにより、各工程をオーバーラップしながら加工することで、高速かつ高精度な生産を実現した。

 また付属のアンコイラにより、加工機と同期して線材をスムーズに送り出すことができるため、コイル成形に影響のあるバックテンションを軽減する。さらに、新開発の矯正機構により、平角銅線の残留応力を除去することで真直度が向上するため、高精度な加工が可能になる。
 
 また、1台で 6工程の加工が可能な加工機であるにも関わらず、コンパクトに設計されているため、設置面積の省スペース化を実現し、工場内のレイアウトも容易。自動車業界では、急速なxEV 化に伴い、モーターの差別化を図るため、様々な技術の開拓が進んできている。それと同時にモノづくりの現場では、品質や生産性向上の要求のみならず、人手不足を背景に、自動化や段取りの簡易化に対するニーズも高まっている。

 このような課題に対し「ES-1A」は、これまでトーションばね成形機などで培った同社ブランドであるMECの線材加工技術のノウハウを結集し、多工程の自動化を実現した。

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 また、独自のソフトウエア「ES」によるプログラム作成の簡易化や見える化のほか、多彩な機能を通じて課題解決をサポートする。

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