日本機械工具工業会 「第9回定時総会」並びに令和5年度「生悦住賞」「新庄(陰徳の士)賞」表彰式を開く

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 去る6月7日、日本機械工具工業会が東京マリオットホテルで「第9回定時総会」をwebとハイブリッド方式で開催した。今年は改選期にあたり、新会長に五島 康氏(不二越 工具事業部長)、新副会長に大澤伸朗氏(オーエスジー 社長)、森 誠氏(富士精工 会長兼社長)が選任された。

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あいさつをする五島会長

 総会終了後、2023年度「生悦住賞」、「新庄(陰徳の士)賞」が紹介され、表彰式が行われたあと、総務、技術、環境、国際、それぞれの委員会から報告があった。

 懇親会であいさつに立った五島会長は、「皆様の積極的なご意見を取り入れながら精一杯注力していきたい。」と意気込みを示した。乾杯の発声は森副会長が行った。宴もたけなわのころ、大沢副会長の中締めで散会した。

 

令和4年度「生悦住賞」

 生悦住賞は、1978年に生悦住貞太郎ダイジェット工業(株)会長が傘寿を迎えたことを機に、超硬工具協会(現日本機械工具工業会)が同年に創立30周年に当たることを記念して協会に多額の寄付をし、この有効活用を目的として「生悦住基金」が設けられ、①会員で草の根的に功労のあった人、②会員内外を問わず業界発展に貢献された人、を表彰するために設定された表彰制度である。

○櫻井正俊氏〈元オーエスジー〉

略歴
 2007年~2009年 月 日本工具工業会 技術委員長
 2015年~2017年 日本機械工具工業会 技術委員長
会社略歴
 2005年~ オーエスジー 取締役
 2007年~ 同社常務取締役
 2017年~ 同社 顧問
 2022年~ 同社退職

■功績の概要
 氏は、旧日本工具工業会で2007年から2年間、技術委員長として活躍。2団体統合後の2015年には、日本機械工具工業会初代技術委員長に就任。20社の委員で構成された技術委員会を取りまとめ、統合両団体会員の技術融合に尽力した。また、ISO13399(切削工具データ表現と変換)の重要性を認識し、WG34内で行われていたMA(メンテナンスエージェンシー)会議で実質審議が行われていた情報を得て、初めて工業会から技術委員を登録派遣した。日本の工具メーカー初の新技術をISO13399企画に取り込める仕組みの礎を築いた。

令和4年度 新庄(陰徳の士)賞

 新庄賞は新庄鷹義氏が55年在任された冨士ダイス(株)社長職から会長職へ昇格し、併せて米寿の慶事にあたる年に、同氏から多額の寄付をもとに新庄基金が設けられた。需要資格者は、会員企業(正会員)の〝陰徳の士〟的立場にある人(一般には目立たないながら、会社にとって非常に有用なことを実践している人、パート従業員、派遣社員、ボランティアを含む)で、所属企業からの推薦を受け表彰する制度である。

 ○渡辺儀男 氏〈アライドマテリアル〉
 ○林 敦 氏〈MMCリョウテック〉
 ○竹下一良 氏〈オーエスジー〉
 ○綱島輝俊 氏〈兼房〉
 ○前原広文 氏〈京セラ〉
 ○大石 勇 氏〈共立合金製作所〉
 ○坪根 巌 氏〈クロイツ〉
 ○吉田大介 氏〈サンアロイ工業〉
 ○簀戸 透 氏〈サンドビック〉
 ○中嶋弘司 氏〈住友電工ハードメタル〉
 ○吉村悦子 氏〈田野井製作所〉
 〇石川邦雄 氏〈日進工具〉
 〇大岡伸行 氏〈日本新金属〉
 〇石橋とも子 氏〈日本ハードメタル〉
 〇都築定文 氏〈ニチアロイ〉
 〇谷内亮介 氏〈ノトアロイ〉
 〇市川英子 氏〈富士精工〉
 〇寺澤 剛 氏〈MOLDINO〉

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