2023年7月分工作機械受注総額は1195.5億円
2023年09月10日
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2023年7月分の受注実績は以下の通り。
2023年7月分工作機械受注総額は、1143.4億円(前月比△6.3% 前年同月比△19.7%)となった。受注総額は、内需とも前月比で減少し、2カ月ぶりの1,200億円割れ。中国、米国など、外需を中心に落ち着いた動き。1,000億円超は30カ月連続。
内需は393.9億円(前月比△3.6% 前年同月比△24.2%)で、一部で補助金効果等があったものの、一般機械や電気・精密で前月比減少するなど盛り上がりに欠け、2カ月ぶりの400億円割れ。
外需は749.6億円(前月比△7.7% 前年同月比△17.1%)で、2021年2月(751.2億円)以来、29カ月ぶりの800億円割れ。欧州は横ばい圏内の動きも、中国をはじめアジア、米国で減少。
7月の受注は調整局面が続く中にあって、外需を中心に弱含みの動き。今後の持ち直しの時期等について動向を注視。
7月分内需
393.9億円(前月比△3.6% 前年同月比△24.2%)。
・2カ月ぶりの400億円割れ。
・前月2カ月ぶり減少。前年同月比11カ月連続減少。
・内需は補助金効果等が下支えも、半導体や自動車を中心に調整局面が続く。
(出所:日本工作機械工業会)
7月分外需
749.6億円(前月比△7.7% 前年同月比△17.1%)
・2021年2月(751.2億円)以来、29カ月ぶりの800億円割れで本年最低額。
・前月比4カ月連続減少。前年同月比7カ月連続減少。
・欧米は横ばい圏内の動きも中国が続落した他、米国も約3年ぶりの水準に低下。
(出所:日本工作機械工業会)