「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」開催概要を発表
日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが去る8月2日、東京都内のトラストシティカンファレンス・神谷町で、来る2024年11月5日(火)から10日(日)までの6日間、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」開催概要を記者団に発表した。この展示会は、工作機械やそのあらゆる周辺機器が一堂に会するものづくりの総合見本市であり、かつ最先端の技術や製品が世界中から集結する世界最大級の国際技術ショーである。
キャッチコピーは「技術のタスキで未来へ繋ぐ」
日本工作機械工業会の柚原一夫専務理事は、「現在、製造業はカーボンニュートラルへの対応、労働力不足の解消、サプライチェーンの強靭化などさまざまな課題に直面をしている。このような動きの中、内外の有力メーカーが一堂に集うJIMTOFでは、各出展者の方々がこれらの課題をニーズとして捉え、グリーン・デジタル・レジリエンスという3つのキーワードを視野に入れながら、最適なものづくりが提案されるものと期待をしている。さらに顧客の価値創造に寄与する〝コトづくり〟を融合することで、ソリューションに磨きをかけ、工作機械に対する需要を引き起こすこともできると期待している。主催者としては、出展者の方々のパフォーマンスが最大限に発揮されるよう来場者の回遊性の強化、来場日の分散化、デジタル技術を有効活用した展示会の利益他、環境整備に努めていく。また、日本のものづくりを支える製造業界の社会的認知のさらなる向上にも資する企画・イベントを積極的に盛り込み、業界の未来を担う人材の発掘と育成にも注力していく。」と意気込みを示した。
柚原専務理事によると、今回の目玉は、「南展示棟に出展者と学生を繋ぐアカデミックエリア(仮称)」だという。特に会期中の週末を中心として次世代を担う学生と現役世代の方々との交流の場を創出することで、技術のタスキで未来を繋ぐことを実現するのが狙い。
東京ビッグサイトの津国保夫常務は、「JIMTOFは、1962年の初開催から半世紀以上経過し、この間に日本経済の基盤となる製造業の技術は大きく変改した。近年では、AIの進化やDXの活用とともに、GX化の推進など生産技術の革新が続いている。JIMTOFはその時代時代における製造業の最先端技術を国内外へ発信し続けてきた。このような目覚ましい技術革新が続く時代においてこそ、JIMTOFは最新の技術や製品を展示・発表する場としまして、また最先端の技術を競う質の高い見本市として、現状に満足することなく、より一層世界にその存在感を示していくことが重要となる。主催者は、今回も南展示棟を含む過去最大規模で開催する中で、これまで以上に多くの最新鋭、最先端の製品・技術を集結し、披露する。さらに併催企画や出展者、来場者サービスについてもさらなる充実を図り、ものづくりの無限の可能性を拡げ、未来へ受け継がれていくことを願っている。」と期待を込めた。
「JIMTOF2024」のキャッチコピーは『技術のタスキで未来へつなぐ』。このコンセプトは、JIMTOFに集う最先端ものづくりの技術が、未来へ受け継がれていくことの象徴を〝タスキ〟で表現したもの。また、タスキは無限(∞)の可能性を秘めていることをイメージする〝メビウスの輪に見立てた帯〟で描いている。
「JIMTOF2024」の特長
(1)最先端技術・製品をいち早く披露 ~国際技術ショーとしての魅力向上~
JIMTOFでは、毎回半数を超える出展社が「初披露」の製品を出展している。この展示会に焦点をあわせ、新製品開発を進めている出展者が非常に多いことから、新製品・技術を「いち早く」見学できる展示会として高い評価を博している。
(2)時代のニーズに即した最適な併催企画 ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~
JIMTOFでは出展者の展示だけでなく、主催者として併催企画も多く実施している。JIMTOF2024では多彩な講演会や、最新技術トレンドを体感できる企画展示、製造業全体の未来を担う学生を対象とした学生企画など、「国際ショー」としてのプレゼンスを発揮する機会を展開。前回初開催した「Additive Manufacturing Area in JIMTOF」については、JIMTOF2024でも特別併催展として、継続開催が決定した。また、今回はアカデミックエリア(仮称)を新設し、物作り産業の時代を担う学生と現役世代との交流の場を創出する。
(3)出展社・来場者サービスのさらなる充実 ~DX化の推進と充実した会場内サービス~
JIMTOF2024では、公式WebサイトやSNSなどを活用し、会期に向けて継続的に来場者からの興味・関心を拡大していけるような新サービスを実施予定。また、遠方からの来場者も積極的に誘致するため、各種媒体等のデータ展開を促進する。そのほかにも広い会場内の回遊性向上に向けた巡回シャトルバスの運行など、出展社・来場者が求める各種サービスを充実する。
〈出展募集スケジュール〉
●申込期間
【主催者・共催団体会員/海外工業会会員】
2023年10月2日(月)~10月31日(火)23:59
【海外・国内一般】
2023年11月1日(水)9:00~11:30(木)23:59