2023年9月分工作機械受注総額は1339.4億円

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2023年9月分の受注実績は以下の通り。

 2023年9月分工作機械受注総額は、1339.4億円(前月比+16.7% 前年同月比△11.2%)となった。受注総額は、内需の年度半期末効果や外需の大型受注等により、5カ月ぶりの1,300億円超も調整局面は継続。1,000億円超は32カ月連続。

 内需は450.5億円(前月比+26.1% 前年同月比△14.1%)で、年度半期末効果により、6カ月ぶりの450億円超。全11業種中10業種で前月比増加したものの、前年同月比は9業種で減少と調整局面が続く。

 外需は889.0億円(前月比+12.5% 前年同月比△9.7%)で、夏期休暇明けの欧州や、過去最高額となった北米が外需を押し上げ、5カ月ぶりの850億円超。アジアでは中国が横ばい、インドは好調持続。

 9月の受注は季節要因等で増加したものの、過去のピークに比べ、受注総額のレベルはやや低く、持ち直しの時期等、今後の動向を注視。

9月分内需

450.5億円(前月比+26.1% 前年同月比△14.1%)。

・3カ月ぶりの400億円超で、450億円超は6カ月ぶり。
・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比13カ月連続減少。
・内需は年度半期末の効果もあって本年2番目の受注額も調整局面が続く。

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(出所:日本工作機械工業会)

<h4>9月分外需</h4>
889.0億円(前月比+12.5% 前年同月比△9.7%)

・3カ月ぶりの800億円超で850億円超は5カ月ぶり。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比9カ月連続減少。
・主要3局では欧州と過去最高額の北米が前月比増加し、外需は高水準。

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(出所:日本工作機械工業会)

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