ヤマザキマザックグループ 令和5年度 「卓越した技能者(現代の名工)」に社員の落合氏が選出

 ヤマザキマザックグループ(本社:愛知県丹羽郡大口町)の社員である落合岳彦氏(ヤマザキマザックマニファクチャリング所属)がこのほど令和5年度の「卓越した技能者(現代の名工)」に選出された。

 「現代の名工」は、きわめてすぐれた技能を有し産業の発展に寄与した者を、厚生労働大臣が表彰する制度。

 落合氏は入社以来、長年レーザ加工機の組立業務に従事してきた。組立基礎となる摺動面のきさげ作業は機械精度を左右する重要な要素だが、このきさげ作業において、落合氏は高い精度の平面度、直角度を生み出すことができ、レーザ加工機の高精度化に貢献したことなどが評価され、今回の選出となった。

 ヤマザキマザックグループで「現代の名工」に過去選出された社員は、今回で累計14名となる。

■落合岳彦氏

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レーザ加工機のベース部分の精度測定をする様子(写真左が落合氏)

職歴

 2004年9月 入社
 2004年~2008年 美濃加茂製作所 レーザ加工機 組立課
 2008年~2013年 美濃加茂製作所 生産管理課
 2013年~2022年 美濃加茂製作所 レーザ加工機 組立課
 2022年~現在 人事・総務部 美濃加茂製作所 第一工場 総務課

〈功績・貢献の概要〉

(1)レーザ加工機の高精度化に貢献
 入社以来、レーザ加工機の組立作業に従事し、ベース組立からユニット組立、機械調整作業に至るまで全ての組立工程に携わってきた。特に、組立基礎となる摺動面のきさげ作業においては、高精度な平面度・直角度を生み出すことができ、レーザ加工機の高精度化に貢献した。

(2)若手技能者の指導育成に関する功績
 特級仕上げ技能士、職業訓練指導員免許を持ち、仕上げ作業指導者として「組立基礎教育」を定期的に開催し、若手社員の技能レベル向上に貢献してきた。また、技能検定の指導員としても技能育成に努め、現在までに100名近くの技能士を誕生させた。また、平成29年度より、ものづくりマイスターとして県内の工業高校や、中小企業の若手技能者へものづくり技能を伝える活動を行っており、技能伝承・人材育成にも貢献した。

〈主な表彰歴・習得検定〉
 表 彰 歴 : 卓越技能者 岐阜県知事表彰
 技能検定 : 特級技能士(仕上げ)
 

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