DMG森精機 伊賀事業所の最寄り JR新堂駅前に複合施設「SHINDO YARDS」を開設

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左から服部建築事務所 社長 白野孝明子氏、北伊勢上野信用金庫 理事長 南部和典氏、伊賀市市長 岡本 栄氏、DMG 森精機 副社長 玉井宏明氏、西柘植地域まちづくり協議会 会長 奥澤重久氏、山﨑健太郎デザインワークショップ 社長 山﨑 健太郎氏、淺沼組 社長 浅沼 誠氏

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、地域社会貢献活動の一環として、三重県伊賀市にある同社伊賀事業所の最寄りJR関西本線新堂駅周辺地域の景観を整備し、より魅力ある街とするため、2018年より「新堂駅周辺プロジェクト」に取り組んでいたが、このほどプロジェクトの一環として、新堂駅前に教育、 文化、行政施設等が集まる複合施設「SHINDO YARDS(シンドウ ヤード)」を開設し、11月6日(月)に開所式を行った。

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あいさつするDMG森精機 玉井副社長

 玉井宏明DMG森精機副社長は、オープニングセレモニーの中で、「昨今、サステナビリティの取り組みも重要視されている。地域との共生に取り組んできた成果として、9月にはDMG森アリーナを開所し、今回、かねてより計画していた新堂駅前に多目的施設である「SHINDO YARDSも開所することができた。ありがとうございました。」とお礼の言葉を述べた。

  「SHINDO YARDS」は、図書館、伊賀市伊賀支所、北伊勢上野信用金庫が入居する複合施設。伊賀市と同社が共同で運営する図書館「BOOKMARK STORAGE」のコンセプトは、“本に出会う図書館”。一般書に加えて芸術、ワイン、音楽、海洋、スポーツや工学等、同社の取り組みに特化したジャンルを含む、2万冊の図書を蔵書している。

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図書館

 

 1階のギャラリーには名和晃平氏のアート作品を展示し、電車を待つ間にくつろいだり、ゆっくりと憩いの時間を過ごせるカフェを併設している。設計は建築家の山﨑健太郎氏に委託し、三重県産材を中心とした木造建築で外壁には焼杉を使用し、自然と調和した統一感のある街並みを実現している。

 同社はこれまで2018年に三重県と地域振興や技術系教育の推進などで協働する包括協定を締結。2019年には三重県伊賀市、西柘植地域まちづくり協議会と連携協定を締結し、新堂駅周辺を含む西柘植地域の景観美化に取り組んできた。2017年12月にはまほろばファームを設立し、「新堂駅周辺プロジェクト」として、伊賀事業所近郊の耕作放棄地を取得して、2019年からワイン用葡萄の栽培を開始している。

 また、ガードレールを周囲の景観に馴染む色に塗装、周辺地域への桜の植樹、街灯の設置など、景観整備・安心安全な街づくりに注力している。
 
 同社では、「SHINDO YARDSが伊賀地域の景観・魅力の発信拠点となり、住民の皆様にとって、より一層の生活の質向上と心身の健康増進が図られ、安心して子育てや教育に取り組める環境・景観づくりに取り組んでまいります。」としている。


 

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