2023年11月分工作機械受注総額は1,159.0億円

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2023年11月分の受注実績は以下の通り。

 2023年11月分工作機械受注総額は、1,159.0億円(前月比+3.4% 前年同月比△13.6%)となった。受注総額は、前月比増加も2カ月連続の1,200億円割れ。内外需とも調整局面が続く。1,000億円超は34カ月連続。

 内需は327.0億円(前月比△2.8% 前年同月比△28.4%)で、2カ月連続の350億円割れ。前年同月比も3割近い減少と勢いが弱く、全般的に調整局面が継続。

 外需は832.0億円(前月比△+6.1% 前年同月比△6.0%)で、アジアと欧州で前月比増加し、2カ月ぶりの800億円超。アメリカ、ドイツ等は高水準の受注が続き、中国も底堅い動き。

 11月の受注は外需が下支えする形となったが、受注状況に大きな変化は見られておらず、今後の持ち直しの時期等、動向を注視。

11月分内需

 327.0億円(前月比△2.8% 前年同月比△28.4%)。

 ・2カ月連続の350億円割れ。
 ・前月比2カ月連続減少。前年同月比15カ月連続減少。
 ・内需は2カ月連続で本年最低額となり、緩やかな減少傾向が続く。

240118日工会内需

(出所:日本工作機械工業会)

11月分外需

 832.0億円(前月比+6.1% 前年同月比△6.0%)

 ・2カ月ぶりの800億円超。
 ・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比11カ月連続減少。
 ・主要3極はアジアと欧州が前月比増加し、北米も高水準を維持するなど堅調持続。

240118日工会外需
(出所:日本工作機械工業会)

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