日本金型工業会東部支部 「第12回定時総会」開く
日本金型工業会東部支部(支部長=鈴木教義 鈴木社長)が、5月17日、「第12回定時総会」を上野精養軒(東京都台東区上野公園)で開いた。
第1号議案「令和5年度事業報告の件」、第2号議案「令和5年度決算報告の件と同監査報告の件」、第3号議案「役員改選(案)の件」、第4号議案「令和6年度事業計画(案)の件」、第5号議案「令和6年度収支予算(案)の件」が上程され、それぞれ可決された。
総会終了後、日本電動化研究所 和田憲一郎社長を講師に迎え、「世界のEV車開発動向とe-Mobility新時代到来によるモノづくりの大変革」をテーマに特別講演会が行われたあと、懇親会が開かれた。
懇親会であいさつに立った鈴木東部支部長は、「金型産業は今後かなり機械化が進むが、最後の匠の技術は残ると感じている。最後は人間の点美かかって金型を作り上げるのがものづくりとして大切な分野になるのではないかと思っている。今後も前向きな姿勢で皆様と交流をさせていただきたい。現在、経済動向は厳しい状況であり、この先の見通しが立てづらい中でも、変化はチャンスだと思う。皆様のご活躍を祈念したい。」と声援を送った。
来賓を代表して、経済産業省製造産業局素形材産業室の星野昌志室長があいさつをした。この中で星野室長は、「新年のあいさつで私たちは金型業界をともに元気にしていきたいということを強調した。賃上げと取引の適正化や、省人化への投資と人材育成の確保、エネルギー、環境、物流問題、デジタル化への対応、こうした課題解決が必要と思っている。日本のものづくりの競争力を維持することが大切であり、私たち自身が世の中の変化に対応できることを自ら情報発信していくこともとても大切だと思う。」と述べた。
乾杯の発声を宮崎正太郎 牧野フライス製作所社長が行った。和やかな雰囲気の中、散会した。