日本工作機械輸入協会が「第69期総会」を開く

あいさつする金子会長

 日本工作機械輸入協会(会長=金子一彦 三宝精機工業社長)が529日、第一ホテル東京(東京都港区)で「第69期総会」を開催した。

 総会終了後の懇親会であいさつに立った金子会長は、「現在、大変な円安の状況にある。会員企業の皆様も非常に厳しい環境下で奮闘されているが、今年は大きなイベントが目白押しであり、これを機に大きく前進していきましょう。」と意気込みを示したあと、「本年9月にはアメリカのシカゴで開催されるIMTS6年ぶりに視察団の派遣を予定している。海外のサプライヤーとのリアルな交流を図り、多くの新技術、新製品を日本のユーザーに紹介できればと思っている。また、115日から10日まで東京ビッグサイトにて開催予定のJIMTOF2024が今年後半の目玉である。海外からの多くの輸入商材を日本のユーザーに紹介できる絶好のチャンスとして、張り切って商売の発展に繋げて頂ければと思う。」と述べた。

経産省 安田 産業機械科長

 続いて来賓を代表して経済産業省製造産業局 安田 篤 産業機械課長があいさつした。この中で安田 課長は、「日本経済の状況は今年に入り株価が上がり、春闘の回答率で5%を超える賃上げも実現し、さらに国内投資では年間100兆円を超えた。日本経済、節目の変化を迎えていると考えている。これまで続いてきたコストカット型の経済から、物価も賃金も投資も伸びる成長型経済に変えていくのが大きなテーマである。また、国内投資を伸ばし、さらにDXGXの流れも加速するのがテーマだが、これを実現するのは工作機械であり、果たす役割は非常に大きくなってきている。」と声援を送った。

 乾杯の発声は同協会の千葉雄三名誉顧問が行った。宴もたけなわの頃、散会した。

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JIMTOF2024