日本工作機械工業会 2024年6月分工作機械受注総額は1,338.2億円

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2024年6月分の受注実績は以下の通り。

 2024年6月分工作機械受注総額は、1,338.2億円(前月比+7.5% 前年同月比+9.7%)となった。受注総額は、3カ月ぶりの1,300億円超で2カ月連続の前年同月比増加。中国中心に増加が見られ、3、9月の期末を除くと1年以上ぶりの高水準。

 内需は408.1億円(前月比+17.1% 前年同月比△0.1%)で、主要業種を中心に前月比で増加した。まとまった受注が寄与し3カ月ぶりの400億円超となるも、前年比でみると横ばい展開となるなど慎重姿勢が続く。

 外需は930.1億円(前月比+3.7% 前年同月比+14.6%)で、主要3極は、北米のみ前月比減少も14カ月ぶりの900億円超。アジアのうち、中国 国務院の政策投入効果もあってか大幅増加。

 6月の受注は増加傾向がみられるものの、局地的な増加であり、本格的な受注の回復時期等について今後の動向を注視。

6月分内需

 408.1億円(前月比+17.1% 前年同月比△0.1%)。

 ・3カ月ぶりの400億円超。
 ・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比22カ月連続減少。
 ・まとまった受注により前月比増加も全体として力強さに欠ける状況が継続。


(出所:日本工作機械工業会)

6月分外需
 

 930.1億円(前月比+3.7% 前年同月比+14.6%)

 ・2023年4月(909.7億円)以来、14カ月ぶりの900億円超。
 ・前月比2カ月連続増加。前年同月比2カ月連続増加。
 ・欧州、北米が横ばい圏内の動きの中、アジアの特に中国で増加傾向が顕著。


(出所:日本工作機械工業会)

 

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