日立建機 顧客のシステムと接続可能な油圧ショベル「RBT Core Connect」の受注を開始

「RBT Core Connect」の操作イメージ 

 

 日立建機は、このほど遠隔・自動化ソリューションに対応した「RBTシリーズ」に、顧客のシステムと接続可能な油圧ショベル「RBT Core Connect(コア コネクト)」のラインアップを追加した。

 2024年8月より、日本国内向けに本仕様機のZX200A-7(20トンクラス)とZX330A-7(30トンクラス)の受注を開始する。

 同仕様機の導入により、顧客は自社で保有するシステムと直接油圧ショベルを接続し、円滑な遠隔操作や自動運転が可能となり、安全性の向上や労働環境の改善など施工現場の課題解決に貢献する。標準小売価格(税抜き)はZX200A-7が3,610万円、ZX330A-7が5,620万円。

 近年、施工現場の課題である安全性・生産性の向上や労働環境の改善などの解決策の一つとして、建設機械の遠隔操作や自動運転に関心が寄せられている。顧客が建設機械の遠隔操作や自動運転を行うためには、外部からの信号で車体を操作するための対応のほか、車体の姿勢や状態を把握するための多数のセンサーやカメラを取りつける必要がある。油圧ショベルの操作制御は技術的に高度で、仕様変更のコストが大きいことが課題となっている。

 同仕様機を導入して車体を適切に制御するための信号を顧客側のシステムと接続することで、顧客側のシステムから油圧ショベルの遠隔操作や自動運転が可能になる。また、車体の情報を得るための新たなセンサーの取り付けなど車体の仕様変更のコストは不要。さらに、顧客のシステムに応じて、より高度な自動運転も可能となる。
 

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