DMG森精機が社員の制服をリニューアル ~安全性、耐久性、機能性、デザイン性を備えたブルゾン、パンツを採用~

 

 DMG森精機が、このほど事業所社員の制服を大幅にリニューアルした。同社では、「お客様に高品質な製品・サービスを提供し、企業として持続可能な成長を実現するための最も重要な基盤の一つは、社員のモチベーションを常に高く保ち、イノベーティブな集団であり続けること。」と考えており、社員にとって、毎日着用する制服が果たす役割は大きく、従来からの作業着としての安全性や動きやすさは継承しながらも、耐久性と機能性を向上させてデザイン性を追加することにより、社員が安全に、そして生き生きと働くための制服へと生まれ変わらせることを目指している。

 今回の新制服は、主に同社の伊賀事業所、奈良事業所に勤務する製造、アプリケーションエンジニア、開発と、全国各地の顧客の修理復旧を行うサービス担当者などの実際に機械に触れる業務を行う社員を中心に、合計約2,200名を対象に配布している。

 デザインと製作は、同社が2018年に発足したプロセーリングチーム「DMG MORI SAILING TEAM」にて、白石康次郎選手をはじめとするチーム着用の完全オリジナル競技用ウェアを提供するゴールドウインのセーリングブランドであるヘリーハンセンが担当した。チームウェアの荒波や嵐の中でも耐え得る耐久性と機能性、先の見えない厳しいレース状況下でも前向きに着実に進み続ける力強さを感じるデザインを新制服に展開している。

 ブルゾンには、同社の主力製品である5軸加工機から着想を得た、黒と、白に近いライトグレーを用いた鋭角な切り返しのあるデザイン、ヘリーハンセンが得意とするスポーツウェアとしての動きやすさや着心地の良さ、制服として必要な機能を全て兼ね備えるデザイン。

 特にこだわったのは、袖のリブに3パターンの編み方を織り交ぜることで、複雑で緻密な機械加工のイメージを表現している点だ。また、襟は折り曲げても、立てたままでもおさまりの良いサイズとし、ファスナーを襟下までとすることで、社員がそれぞれ好みのスタイルで着用できる仕様にした。

 背面には、DMG MORI SAILING TEAMのウェアではなくてはならない視認性を確保するためのリフレクト素材を配置し、蒸れにくいベンチレーション仕様を施し、動きやすく、動いても音が出にくいストレッチ素材を採用している。

 新制服の完成度を上げるために、複数部署の社員に試作品を配布し、実際に1週間着用して通常勤務をし、自宅で洗濯をしてもらい、着心地や動きやすさ、扱いやすさ等を検証することで、改良を重ねた。

 同社では、「よく遊び、よく学び、よく働く」の経営理念のもと、決められた総労働時間の中で高いアウトプットを発揮し、全社を挙げてTQMを推進し品質を徹底的に向上させ、持続的な成長を実現しいく方針。
 

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