DMG MORI 「技能五輪国際大会2024を支援」

メダルを授与するイレーネ・バーダー取締役

 

 DMG MORIが、2024年9月10日~15日にフランス・リヨンで開催された「第47回技能五輪 国際大会」への支援を行った。同社は、ターニングセンタ「CTX 350」を14台、5軸加工機「DMU 40 Plus」を15台の合計29台を提供した。大会には、世界中から1,400人の若き技能者が集まり、技術を競い合いあった。

 この大会は参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることを目的としており、同社は、大会への機械提供や現場での技術サポート、競技者のための訓練コースの実施などを通して継続的に支援している。

 同社のイレーネ・バーダー取締役は、「若き技能者の素晴らしい成績を称えることができ、 大変光栄です。若手人材は、製造業の未来を形作る重要な役割を担っています。当社は長年にわたるパートナーであり、新進気鋭の技術の振興に携われることを嬉しく思います。技能五輪は情熱と技能に重きを置かれており、当社にとっても大きなチャンスです。共に技術の未来を切り開き、次世代の人材に刺激を与え続けたいです。」と話し、CNCフライス盤職種の勝者へメダルを授与した。

 同社は2007年に技能五輪国際大会への支援を開始し、当初はメインスポンサーを務めていたが、2016年からは主催団体であるWorldSkills Internationalのグローバル・インダストリー・パートナーとして支援を行っている。DMG MORI ACADMYのヤン・メレンホフ マネージング・ディレクターは、「工作機械業界のイノベーションリーダーとして、当社はCNC旋盤、CNCフライス盤、アディティブ・マニュファクチャリングの分野において、技能五輪を支援するために必要な経験と技術があります。」と話す。

 同社は、技能五輪国際大会への積極的な取り組みを通して、マシニング・トランスフォーメーション(MX)に 必要な高度な人材育成に大きく貢献しており、特に若手技能者にとって、MXの柱である工程集約、自動化、デジタル・トランスフォーメーション(DX)において、専門家のサポートは重要な役割を果たす。

 同社は、2026年に開催される中国大会、2028年の日本大会へも機械提供を行う予定。
 

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