サンドビック・コロマント 新製品「CoroMillⓇ MS20」発売開始

 

 サンドビック・コロマントは、このほど、「CoroMillⓇ MS20」の発売を開始した。

 この製品は、肩削り、正面フライス、溝加工、ランピング、プランジ加工などさまざまなフライス加工に対応する万能フライスカッターで、最新のテクノロジーを採用することにより、切込み量やアップ、ダウンミリングに拘わらず、切刃上でより優れた寸法精度が得られ、高精度で優れた面粗さの肩削りフライス加工を実現する。

 カッターボディは、新しい材質を使用することで、高い疲労強度と耐変形性を実現し、長寿命を達成する。また、大きなチップポケットを設けていることにより、切りくず排出性を向上し、ステンレスや耐熱合金の長い切りくずにも対応できるよう最適化されている。

 チップはステンレス鋼(ISO M)および耐熱合金(ISO S)加工向けに最適化されたブレーカの片面2コーナ仕様チップを特長としており、より高いパフォーマンスとより長いチップの寿命を実現する。さらにチップ厚みを厚く一定にすることにより欠けを防止し、軸方向の切込み量に関わらず、安定した性能を発揮する。

 ラインナップは、カッター径φ16~φ84㎜の87アイテムで、シャンクは、アーバ取付、円筒シャンク、CoromantCapto、EHカップリング、ねじ式カップリングの5種類。チップはM-M20(オーステナイト系ステンレス鋼用)、M-M30(二層ステンレスとインコネル用)、今冬発売予定であるE-L50(チタン合金用)の3種類のチップブレーカで各被削材用材種 11アイテムを展開している。

 

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