DMG森精機 最大32パレット、最大500 kgの搬送重量に対応 モジュール式パレットハンドリングシステム「PH Cell 500」販売開始!


 

 DMG森精機は、このほど最大32パレット、最大500 kgの搬送重量に対応するモジュール式パレットハンドリングシステム「PH Cell 500」の発売を開始した。

 今回新しく発売を開始した「PH Cell 500」は、最大サイズ500×500×750 mm、最大500 kgの搬送重量に対応可能なパレットハンドリングシステム。

 機械側面からパレットを搬送する構造により、加工エリアへの高い接近性と優れた作業性を実現している。また、個々の顧客の生産に合わせて設計可能なモジュラー 設計により、1つのシステムでサイズが異なるパレットを使用することもできる。

 実際にPH Cell 500を導入した顧客で、主軸の稼働時間を最大3倍まで増加させ、ワーク単価を50%削減できた事例もある。

 同社は、DXを用いて工程集約、自動化を促進し、グリーン・トランスフォーメーション(GX)を実現することを マシニング・トランスフォーメーション(MX)と位置付け、推し進めている。工程集約・自動化は、オペレータ数や中間在庫の削減、機械の稼働時間の長期化、完成品の精度向上にも寄与する。

 同社では、自動化の普及が顧客の生産性向上に重要な柱と考えており、自動化システムの1つであるパレットハンドリングシステムの開発も継続的に行ってきた。

 同社の2023年から3ヵ年の「中期経営計画2025」では、自動化比率を2023年の37%から2025年には50%まで引き上げる目標を立てており、人間工学に基づく優れた作業性と柔軟性、モジュール構造といった特長を持つ自動化システムPH Cell 500は、顧客の生産性向上とMXの実現に貢献するとしている。

■カタログ ↓
https://www.dmgmori.co.jp/download/catalog/detail/id=7143
■動  画 ↓
https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=7101

主な特長

① 最大搬送重量500 kg、最大ワークサイズ500×500×750 mmまでに対応。
 ・テーブルに組み込まれたクランピングシステムにより、軸ストロークを有効活用。

② モジュール構造のため、お客様に応じてフレキシブルなシステム構成が可能。
 ・1つのシステムでさまざまなサイズのパレットを搬送、収納可能。
 ・最大32枚のパレットを搭載可能(400×400 mmのパレットの場合)。
 ・機械導入後の後付けや第2ラックの追加にも対応可能

③人間工学に基づく優れた作業性
 ・機械側面からパレットを搬送する構造により、工作機械の加工エリアに優れた接近性
 ・工作機械の操作パネルからPH Cell 500の直接操作が可能なうえ、簡単な操作でパレットの自動ローディング / アンローディングが可能
 ・テーブルに組み込まれたクランピングシステムにより、高精度な位置決めが可能
 

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