DMG森精機が「IEC62443 4-1」認証取得 ~製品開発のセキュリティプロセスを強化~

DMG森精機がこのほど、国際標準規格「IEC 62443 4-1」(産業用オートメー ション及び制御システムのセキュリティ 第4-1部:安全な製品開発ライフサイクル要求事項)を取得したと発表した。
近年、工作機械のネットワーク化が進み、さまざまなデータの収集と分析が可能になっている。効率的かつ高度な生産プロセスを実現する一方、ネットワーク接続が進むことで、製造現場における情報漏洩や生産停止などのサイバー攻撃のリスクも高まっていることから、同社の工作機械をはじめとする製品には、高いセキュリティと信頼性が不可欠としており、さらに世界各国でセキュリティに関する規制が厳格化しており、同社はこれまで以上にセキュリティ対策を強化している。
取得した国際標準規格IEC 62443 4-1は、製品開発のライフサイクル全般にわたるセキュリティプロセス要件を定めた規格であり、製品の設計、開発、保守においてセキュリティを確保するための具体的な プロセスと手順を規定している。
今回の認証の対象は、同社のソフトウェア開発の中核を担う、グループ会社のDMG MORI Digital(社長:鈴木 祐大氏)。今後、この認証で得られた知見と手法を、グループ全体の開発プロセスにも積極的に取り入れ、全社でセキュリティ品質の向上を図っていく。
■会社概要
社 名 :DMG MORI Digital株式会社
事業内容 :コンピュータシステム、ハードウェア、ソフトウェアの開発、提供
設 立 :1980年10月20日
所 在 地 :北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1番14号
代 表 者 :代表取締役会長 藤嶋 誠、代表取締役社長 鈴木 祐大
資 本 金 :1億円(DMG森精機株式会社 100%)
社 員 数 :227名(2024年4月1日時点)
Webサイト :https://www.dmgmori-digital.co.jp/