「今年は明るい要素が出てきている」日本工作機器工業会が賀詞交歓会を開く
2025年02月24日

日本工作機器工業会(会長=寺町彰博 THK会長CEO)が去る1月15日、東京會舘丸の内本館(東京都千代田区丸の内)で新年賀詞交歓会を開いた。
あいさつに立った寺町会長は日頃の感謝の意を表した後、「昨年の春では販売額として対前年度3%増の1,800億円を超える見通しだったが、その後中国経済の懸念から当工業会の現在の見通しは1,640億円程度の7.4%減を予想している。しかしながら、ここのところ少しずつ中国経済も回復しているので、上方修正されることを期待している。」と話し、今年については、「地政学リスクが拡大しており、何が起こるか分からない。また、先進国が低成長時代を迎えて曲がり角に来ている一方、新興国は意気盛んになっている。また、AIやロボットの進展が今後人間との関わり合いのなかでどう変化していくのか心配する声も多くなってきているなか、2025年は少しずつだが明るい要素が出てきているような気がしている。新しいものを開発し、新たな産業に食い込んで、新たな国々にビジネスを広げて獲得していただきたい。」と声援を送った。