世界の製造業をリードする産業見本市「HANNOVER MESSE2025」が3月31日~4月4日まで開催

 

  International Linkage ドイツメッセ日本代表(代表=竹生学史氏)は1月16日、ステーションコンファレンス東京(東京都千代田区丸の内)で、世界の製造業をリードする産業見本市「HANNOVER MESSE2025」を本年3月31日~4月4日までドイツのハノーバー見本市会場で開催するにあたり、プレスカンファレンスを開催し、展示会の魅力や注目の技術やソリューションを説明した。

 今回のパートナーカントリーはカナダ。また、この日は、ゲストスピーカーとして、HANNOVER MESSEに長年にわたり出展しているドイツを代表する出展企業の日本法人であるフエストの代表取締役であるボゴダノビッツ・グレゴリッシュ氏が日本企業やエンジニアが注目すべきドイツの技術やソリューションにカンして講演した。

ドイツメッセ グローバルディレクターのバシリオス・トリアンタフィロス氏

 主催のドイツメッセ グローバルディレクター トレードフェア アンド プロダクツマネジメントのバシリオス・トリアンタフィロス氏より、ドイツ及び世界の産業技術の動向を展示会の概要について説明があった。

 会見の席でトリアンタフィロス氏は、HANNOVER MESSE2025について「今回はエコシステムを出展します。出展者はただ単に商品を示しているわけではなく、将来がどうやって形成されることを示します。ここがユニークな点だと考えます。デジタル化によってビジネスモデルが急速に変わっています。この展示会は単なるイベントではない変革のホットスポットであり、〝技術で未来をつくる〟ことを実行しようとしています。」と意気込みを示した。

 トリアンタフィロス氏は、「今回の展示会には3つの主なテーマがある。」とし、それによると、①オートメーションとセンサー技術、②ドライバーフリーテクノロジー技術、③ロボット工学・ロボティクスオートメーションを挙げた。また、膨大なチャンスを秘めている分野について、「特に注目すべきがAI。2025年ハノーバーメッセ、包括的なテーマと言えるでしょう。プロトタイプの設計から完成品に至るまで、AI技術は作られています。より迅速で柔軟性がある持続可能な製造プロセスを実現することができます。AI関連のテーマは豊富に展示します。例えばエネルギー分野。今までにないような可能性も秘めています。」と力を込めた。

 また、スタートアップ企業についても触れ、「スタートアップは中小企業にとっても重要だと考えます。ハノーバーメッセの中でぜひスタートアップのセクションに日本企業も参加していただきたい。ドイツ、カナダのスタートアップもいて、そこに日本のスタートアップも加わり、一緒にコラボレーションができれば大変なポテンシャルだと思います。」と期待を込めた。

 今回の「HANNOVER MESSE2025」では、1,600人以上のスピーカーがプレゼンテーションを実施し、スタート専門家の方が一堂に会す。また、「日独経済フォーラム」も併催される。
 

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