DMG MORI SAILING TEAMスキッパー白石康次郎選手が無事完走! 「Vendée Globe2024」完走報告会を開く

鏡開きの様子

 

レースを振り返る白石選手

 DMG森精機のDMG MORI SAILING TEAMスキッパーである白石康次郎選手が2024年11月10日に出場した世界一過酷なレース「Vendée Globe2024」にて無事フィニッシュを迎えた。

 白石選手が2025年2月9日(日)に24位、90日21時間34分41秒の記録で無事完走したことに伴い、去る4月2日、パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内)で完走報告会を開いた。

 白石選手がレースの活動報告を述べた。この中で白石選手は、「今回無事に2連続のフィニッシュを達成することができた。皆様のサポート、チームの状態も素晴らしかった。本当にありがとうございます。本来は森オーナーから8位を目指せ、ということでしたが、遠く及ばず24位となった。」と感謝の言葉とともに若干の悔しさを滲ませた。

 レースを振り返り、「今回3度目のヴァンデ・グローブは、感覚的に長かった。スタートは、なぎで全然進まず、特殊なスタートだった。メインセールのトラブルにも見舞われ、7本のうち、5本が折れてしまい、修理に24時間かかったが、クリスマスを迎え、正月を迎え、ホーン岬を通過することができた。」と奮闘した様子を語った。

オーナーのDMG森精機 森社長

 フランスからDMG MORI SAILING TEAMがリモートで、お礼を述べた。白石選手は、「このメンバーで精一杯これからも走り続けたい。」と意欲を見せ、鏡開きが行われた。

 オーナーのDMG森精機 森雅彦社長が、「今回は、このGlobal One号を持って帰ってきて、今年も大西洋側を中心に日本の港を回りながら試乗会、体験会を行うので、ぜひ皆さんお越しください。また、葉山の鐙摺の海岸バス停前に300坪ほどの土地を買った。白石選手を館長にして、海に関わる様々な世界中の書籍をあつめて図書館をつくり、学生やわれわれが集まってミーティングをしたり、世界中からセーラーが来て宿泊できる施設を計画中だ。」と構想を話し、会場を沸かせた。

 無事にレースを終えた白石選手に参会者はねぎらいの言葉をかけて喜びを表していた。

 

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