コマツ Komtraxから取得する建機位置情報を大規模災害時に提供開始

 コマツはこのほど、日本国内で大規模災害が発生した際に、Komtraxから取得している建機の位置情報を、日本建設機械施工協会(JCMA)を通じて国土交通省に提供する取り組みを始めたと発表した。

 国土交通省は災害協定に基づき、災害発生時に出動可能な建機の台数や機種、保管場所などの情報を建設会社やレンタル会社から収集している。今回新たに始まった取り組みは、コマツをはじめとする建機メーカーが自社システムを通じて取得した建機の位置情報などを提供するもので、国土交通省は災害現場近辺にある建機の位置などを正確に把握することで、被災現場の早期復旧や被害拡大防止につなげる。

 対象は、被災地を中心とする約100キロメートル四方のエリアに位置し、所有者である建設会社が本制度への参加を同意した建機。コマツは建機の緯度・経度、機種・型式、標準バケット容量、データの取得日時などを24時間ごとに集約・更新し、7日間にわたり無償で提供する。
 

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