DMG森精機 「RE100」へ加盟、オフサイト型バーチャルPPA締結
2025年09月18日

DMG森精機は、サステナブルな社会の実現を目指して、複数の国際イニシアティブに参加し、グローバルで気候変動に影響を及ぼすCO2排出量削減に取り組んできたが、さらに2025年8月、国際的な環境イニシアティブであるRE100へ正式に加盟いたしたと発表した。RE100では、事業活動に必要な電力を、100%再生可能エネルギーで賄うことを目標としている。今後、同社グループ全体でも、全世界で使用する電力の内、RE100の技術要件に適合する再生可能エネルギー電力の割合を、2035年までに90%、2040年までに100%にすることを宣言した。
これまで、同社は伊賀事業所(三重県伊賀市)や奈良事業所(奈良県大和郡山市)など、主要工場の屋根に太陽光発電パネルを設置し、発電した電力を自家消費して、年間使用電力の約3割を賄ってきた。

さらに購入する電力については、2021年以降、系統電源からCO2フリー電力を導入してきたが、今後はネットゼロ目標の達成に向けて、再エネ需要がさらに高まる中、従来の1年ごとの契約では、必要十分な量の再エネ電力を安定的に調達することが困難になる可能性があることを受け、同社では、RE100の目標達成を確実なものとし、必要十分な量のRE100適合電力を、長期安定調達することを目的として、中部電力ミライズが提供する「福山バイオマス発電所」の環境価値を、オフサイト型バーチャルPPAにより調達することを決定した。これによるCO2排出削減量は、年間30,000トンに相当する。この結果にて同社並びに国内グループ会社全体で使用する電力の約9割を約20年間にわたり、RE100適合電力で賄う体制が整った。
