ヤマザキマザックグループに勤務の落合氏「黄綬褒章」を受賞

ヤマザキマザックグループ(本社:愛知県丹羽郡大口町)に勤務する落合岳彦氏が、令和7年秋の褒章において「黄綬褒章」を受章した。
「黄綬褒章」は農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する個人に対して与えられる褒章で、落合氏は入社以来、長年にわたりレーザ加工機の組立業務に従事してきた。なかでも、機械精度を左右する摺動面のきさげ作業において卓越した技能を発揮し、高精度・高品質なレーザ加工機の製造に大きく貢献した。これらの功績が評価され、今回の選出となった。ヤマザキマザックグループの「黄綬褒章」受章者は、今回で累計12 名となった。
■落合岳彦氏
入社日 : 2004 年9 月1 日
職 歴 : 2004 年~2008 年 美濃加茂製作所 レーザ加工機 組立課
2008 年~2013 年 美濃加茂製作所 生産管理課
2013 年~2022 年 美濃加茂製作所 レーザ加工機 組立課
2022 年~現在 美濃加茂製作所 第一工場 総務課(教育担当)
〈功績・貢献の概要〉
●レーザ加工機の高精度化に貢献
入社以来、レーザ加工機の組立業務に従事し、ベース組立からユニット組立、機械調整に至る全ての組立工程に携わってきた。特に、組立基礎となる摺動面のきさげ作業においては、高精度な平面度・直角度を実現し、レーザ加工機の高精度化に貢献した。
●新機種の組立効率化に貢献
レーザ加工機の新機種立上げに際し、設計部門をはじめ関係部署と連携し、ユニット組立、総組立、機械調整の各工程における業務効率の向上に貢献した。
●若手技能者の指導育成に関する功績
特級仕上げ技能士および職業訓練指導員免許を有し、仕上げ作業指導者として「組立基礎教育」を定期的に開催して、若手社員の技能向上に貢献してきた。技能検定の指導員としても技能育成に努め、現在までに約100 名の技能士を誕生させた。また、2017年度からはものづくりマイスターとして、県内の工業高校や中小企業の若手技能者へものづくり技能を伝える活動を行っており、技能伝承・人材育成にも貢献した。
〈主な表彰歴・取得検定〉
表 彰 歴 : 卓越技能者 岐阜県知事表彰/卓越技能者 厚生労働大臣表彰(現代の名工)
技能検定 : 特級仕上げ技能士


