フジムラ製作所 新規事業「切削加工部門」をスタート! ~新規マシン導入検討を開始~
2025年12月16日
国内最先端の「デジタル板金」を進めるフジムラ製作所は、このほど2026年1月から新規事業として「切削加工部門」をスタートすると発表した。新規事業部門は「切削加工」を中心としており、これまで中核事業だった板金加工事業とは異なる新しい事業の柱として注力していく。
切削加工部門はフジムラ製作所第一工場を大幅改装して、年内に手配済みの中古設備の搬入・稼働を完了し、来年早々に新規設備の導入を進めていく。新規導入予定の設備は「中型5軸マシニングセンタ」と「CNC旋盤」の2機種を予定しており、合計6台のマシンで事業をスタートする。
同社は、2025年12月に創業25周年を迎えたタイミングで、予てより事業拡大のためのマーケティングと検討を進めてきた新規事業をスタートし、人材もすでに確保済みで、切削加工における経験値の高い人材2名と社内から抜擢された人材2名の合計4名体制でスタートする。
年内は機械加工事業開始のための準備期間とし、主に教育と体制づくりを進めていく予定。今回の金属切削加工事業への投資額は、約1億8,000万円を予定しており、これまで板金加工部品以外の機械加工部品については、外部の協力工場に依頼していた外注加工費が約1億5~6,000万円となっていたため、今後は一貫生産体制の構築により社内工数として取り込むことが可能となった。
今後は切削加工部門においても、デジタル板金で培ってきた価格と納期の安定化と工程の見える化を進め、工場内の自動化とデジタル化の一体感を高め、一層のDX 化を図ってまいく方針。
■「金属切削加工事業」概要


