サンドビック・コロマント 「CoroMillⓇ MR20」を新発売

サンドビック・コロマントがこのほど、新型ラジアスカッター「CoroMillⓇ MR20」の販売を開始した。この製品は、正面フライス、ポケット、プランジミリングなど多様な加工領域において、独自の最新テクノロジーを採用することで、これまでよりも工具寿命を延伸し、加工中のトラブルを防止する。これにより、顧客の加工部品あたりの加工コスト低減、生産性向上、消費エネルギーおよび工具消費量の削減といった高い持続可能性を提供する。
カッターボディには、チップとの接触面積を拡大し形状を最適化することで、応力集中を40%以上低減する革新的なチップシートを採用した。さらに、チップを簡単かつ確実に位置決めするロック機構を組み合わせることで、加工中のチップの微小な動きを抑制し、工具自体のロバスト性を大幅に向上させたことにより信頼性の高い加工を実現した。また、切れ刃振れ精度も従来品よりも大幅に改善し、工具寿命の予測可能性を高め、計画的で効率的な工具寿命管理に貢献する。
また、高生産性のために切削速度を大幅に上げることが難しいステンレス鋼(ISO-M)、耐熱合金(ISO-S)の加工においては、多刃クロスピッチ設計により優れた加工能率を発揮する。さらに、逃げ面側からクーラントを供給する画期的なアンダークーラント機構(DCX 50~80mm)を搭載し、効率的な冷却性能とクーラント吐出量の増加によって、チップの熱亀裂のリスクを最小化する。
チップは、ステンレス鋼(ISO-M)、耐熱&チタン合金(ISO-S)、鋼(ISO-P)加工向けに最適化された新型低抵抗ブレーカを備えた片面6コーナ仕様。特許取得済みの精密プレス技術「フラッシュライトテクノロジー」により、ダイレクトプレスでありながら研磨級と同等の精度を実現する。さらに、厚肉設計とすることで、耐欠損性と耐久性を強化し、安定した性能を発揮する。
ラインナップは、カッター径φ32~φ125㎜、シャンクは、アーバ取付け、円筒シャンク、Coromant Capto、EHカップリング、ねじ式カップリングの5種類を用意。チップは、12、16mmサイズを展開し、鋼(ISO-P)、ステンレス鋼(ISO-M)、耐熱合金(ISO-S)向けに最適化された30品目を取り揃えている。



