テクノロジーサイクル「ギヤシェーピング」「ギヤブローチング」より多彩なギヤ加工を複合加工機NTXシリーズで実現 DMG森精機
DMG森精機がこのほど、複合加工機でギヤ加工を実現する2種類のテクノロジーサイクル 「ギヤシェーピング」と「ギヤブローチング」をNTXシリーズ向けに開発したと発表した。 これにより複合加工機1台でさらなる工程集約が可能となり、同社が提唱するMX(マシニング・トランスフォーメーション)を推進する。
近年、生産現場の人手不足への対応や、ワークの高精度化、リードタイム・仕掛在庫の削減などの要求に 伴い、従来は専用機を用いて工程分割していたギヤ加工も汎用的な工作機械1台に集約したいという要望が増えている。こうしたニーズに応えるべく、今回開発した「ギヤシェーピング」はギヤシェーパ加工、「ギヤブローチング」はブローチ加工を、汎用的な工作機械で実現。対話形式のガイダンスに従い、工具やワークの諸元、加工条件といった加工に必要な情報を入力することで、容易に加工プログラムの作成が可能となった。
「ギヤシェーピング」では、ピニオンカッタを使用してギヤ加工を行う。そのため工具は従来使用していたギヤ専用機と兼用可能。同社独自の加工パスによるギヤシェーパ加工により、ギヤ精度等級はISO 8級を達成している。
「ギヤブローチング」ではDMQPにも認定されているHORN社製の工具を用意しており、顧客のニーズに応じた最適な工具の提案も可能だ。
Z軸の動きとワークのC軸割り出しを連動させた加工により、こちらもギヤ精度等級はISO 8級を達成している。
「ギヤシェーピング」と「ギヤブローチング」によるギヤの加工方法が加わることで、複合加工機NTXシリーズにてさらに多彩なギヤ加工に対応するのは、ホブ加工やギヤスカイビング加工では難しかった小径、深穴、段付き形状への加工も可能となるため。
これらのテクノロジーサイクルを活用することにより、複合加工機NTXシリーズ1台でターニング・ミーリング加工からギヤ加工までをワンチャッキングで実現できるため、工程間の手作業による段取り作業の削減や 高精度な加工を実現する。
同社はこの他にも60種類以上の豊富なテクノロジーサイクルを用意しており、複雑な加工を容易かつ 短時間で実現するテクノロジーサイクルにより工程集約を促進し、顧客の生産性向上に貢献していくとしている。
▼動画はコチラ▼
ギヤシェーピング :https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=9065
ギヤブローチング :https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=9066
各テクノロジーサイクルの主な特長
(1)ギヤシェーパ加工を工程集約する「ギヤシェーピング」

・対話形式のガイダンスに従って容易にプログラムを作成
・ピニオンカッタを使用しての加工のため、ギヤ専用機と工具の兼用が可能
・深穴や段付き形状にもギヤ加工が可能
(2)ブローチ加工を工程集約する「ギヤブローチング」

・対話形式のガイダンスに従って容易にプログラムを作成
・DMQP認定のHORN社製工具をはじめ、最適な工具を同社が提案(1~4枚刃を選択可能)
・小径や深穴、段付き形状にもギヤ加工が可能
・ターニングセンタNLXシリーズでも新たに対応可能(FANUC製あるいは三菱電機製数値制御装置を搭載した製品のみ可能)



